信州の美術館(無言館)で、戦死された画学生の絵に圧倒された
長野県上田市にある美術館に行きました。
「無言館」という名称です。
この美術館は、第2次世界大戦で亡くなった画学生が生前に描かれた多数の絵を飾ってあります。
私は芸術に関する感性が無いので、絵自体の特徴などは全くわかりません。
ただ、多くの画家が20歳代と若くして戦死した方々であり、亡くなられる数か月~数年前に描かれた作品と思うと、色々感じることが多かったです。
かなり傷んだ絵も多く、満身創痍で戦禍を乗り越えてきた作品の歴史に奥深さを感じます。
その画学生が家族に宛てた実際の手紙なども展示されており、現在のウクライナの状況と重ね合わせると、現実として心が痛みました。
これらの展示品は、美術館館長が遺族の家を訪ね、遺族の方からご寄贈していただいた様で、こんなに多数の作品を集めるのはとても苦労されたと想像します。
もし、これらの画学生が戦争を生き延びることができたら、その後どれだけすばらしい絵を描いたのかを想像すると残念ではありますが、こうやって困難を乗り越えた作品を多数見ることができることはとても価値あると思います。
芸術に興味が無い人(私のように)も、見学すれば感じることは多いと思います。
日々の生活に不満や苛立ちなどを感じることがありますが、「平和が何より大切」と改めて思いました。
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