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【読書感想】 木製の王子
木製の王子 麻耶雄嵩
やーばい…ホントぶっ飛んでる(^▽^;)
大満足でお腹いっぱいです…
麻耶雄嵩…頭の中を覗きたい…߹ㅁ߹)💕
ピアノの上に生首が!
“聖家族”の秘密とは!?
比叡山の麓に隠棲する白樫家で殺人事件が起きた。被害者は一族の若嫁・晃佳。犯人は生首をピアノの上に飾り、一族の証である指環を持ち去っていた。
京都の出版社に勤める如月烏有の同僚・安城則定が所持する同じデザインの指輪との関係は?
容疑者全員に分単位の緻密なアリバイが存在する傑作ミステリー。
メルカトル鮎シリーズ第6弾‼️
とはいえ、今回の探偵は、木更津悠也とビブルの会の皆さんです。
時系列的には『痾』の続きで烏有にとっては桐離と◯◯◯が心理的な問題の基盤となっています。
『夏と冬の奏鳴曲』で桐離との経緯も出てくるので、順番に読んだ方が良さそうです。
木更津悠也と香月にとっては、この作品の少し前の時系列が『翼ある闇』で、何度も話が出てきます。
さて『木製の王子』ですが……
まず、ページを開き目に飛び込んでくるのは、ミステリ好きなら誰もが興奮するであろう【家系図】
一目見て、その異常さに驚きます…
心の声「これ絶対面白いやつじゃん‼️‼️」
それだけでミステリ1本出来上がるのではないかと思ってしまったワタクシですが、当然それだけじゃあありません…(-∀-`; )
頭がおかしくなりそうな時刻表の細かさ‼️
思考停止ですよ笑笑
見取図と見合わせて、計算計算計算ですね…。
(もちろん私はしていません笑)
そしてそして、やはりメインは殺人犯の異常性。
ピアノの上に生首。
摩耶先生生首好きですね💕
これらがこの一冊に詰め込まれているっ…❗️
もう面白くないわけがない‼️
烏有の働く出版社の新人、安城が取材に訪れた比叡山の麓に隠棲する白樫家。
彼はこの家と深い関わりがある。
それを確認するために乗り込もうとするのだが…。
各部屋に必ず時計がある、計算されつくした時刻表を解読セヨ(-_-;)
メルカトル鮎シリーズはどの作品もぶっ飛んでいる。
…というか、摩耶作品が全てそうなのか❓
毎回なのだが、芸術作品に関する描写が多く、話に熱が入る人物達の様子がまるで宗教の信者のよう。
主人公までもおかしいのでは❓と疑ってしまう不安定な心情や態度で、犯人なんてとても当てられません…
みんなあやしい…。
ラストもド派手で最高でした…(º﹃º )💕
大好き💕
私、このシリーズを電子書籍で揃えているのですが『痾』と『木製の王子』だけ電子書籍化されていません…(༎ຶ⌑༎ຶ)
しかもノベルス、プレミアついて高値になってる…‼️
再販してくれれば買うのに…❗️(༎ຶ⌑༎ຶ)
講談社さん、どうかどうかよろしくお願いします‼️( 人˘ω˘ )💕