
【読書感想】 メルカトル悪人狩り
メルカトル悪人狩り 麻耶雄嵩
メルカトル鮎シリーズの短編❗️
今んとここれがメル最新刊。
また続き出るよね❓出るよね❓(; ・`д・´)💦
「誰かに命を狙われている」という有名作家の調査依頼から、夏の避暑地に招待された別荘で起きる殺人事件まで……。一気読み必至&裏切りたっぷりな意外な結末が待ち受ける傑作短編集! 麻耶ワールド全開の問題作!!
私にとってメルカトル鮎とは癒しなので、どんなに酷かろうが最低だろうが、もう何も言うまい…。
私の星評価なんて、私の好み、趣味全開なので、皆様の参考にはならないと宣言します❗️
と言うか、評価なんてクソ喰らえ。
好きなものは好きなのだ。
もう読まないうちから星5は決定しております笑
美袋とメルカトル鮎の掛け合いが、メルの個性が大好きです❗️
(鈴木康士さんの装画も最高💕)
【愛護精神】
美袋の住むアパートの大屋、多美は妖艶な未亡人。
彼女の飼い犬が亡くなったので、昭紀青年は彼女のため炎天下、庭に墓穴を掘る。
未亡人は、犬の死を不審に思い、美袋にメルカトル鮎を紹介するよう頼まれる。
頼まれると断れない美袋。
屋外張り込みでちゃんと虫除けを塗ってきてるメル笑
塗ってる場面が想像つかない…。
いつも思うが、なぜ先が読めるんだ笑笑
【水曜日と金曜日が嫌い】
海近くの山道で道に迷った美袋。
スマホを水没し、勘で彷徨う。
すると、3階建ての館にたどり着く。
その館の主人は昔、孤児を引き取り四重奏団を編成。現在はお手伝いさんが住んでいて、成長した孤児達も、丁度帰郷している所だった。
そんな館で事件が起きます。
どこかで似たシチュエーション笑
『ファウスト』のワードも笑笑
この話が1番好き。
【不要不急】
コロナ禍、アパートが全焼した美袋。
メルカトル鮎はステイホーム。
そんな日常だけで笑える笑
【名探偵の自筆調書】
「なぜ屋敷で人殺しが起こるか教えてあげようか」
探偵事務所内で美袋と雑談するメルカトル鮎。
【囁くもの】
急遽鳥取へ行きたくなった美袋。
依頼人に会いにきたメルカトル鮎と偶然出会う。
依頼人の家に到着するも、本人は沖縄から帰れず留守らしい。
珍しい蘭の持ち主である主人不在の中、事件が起きる。
メルの行動が不可解。
毎回なので気にならないが、立ち回りに無駄がない。
神の所業…❓笑
【メルカトル・ナイト】
有名作家の鵠沼美崎の元に、赤い封筒に入ったトランプが送られてくるようになる。
気味が悪いのでメルカトル鮎に張り込み捜査を依頼することに。
寝ずの番を結局美袋がやる所がお約束で好き笑笑
【天女五衰】
2人は天女伝説で有名な湖へ。
有名俳優達の劇団が持つ『天女荘』で殺人事件が起こる。
またもメルの行動は無駄がない。
そもそも誰のせいでこうなったのかを語り合う場面が好き。
神の所業…。
美袋が参加した、作家アンソロジー本の人気投票の話にウケる笑笑
「優勝争いは熾烈で四人が僅差で並ぶ中、私だけダントツの最下位だった。その差、生駒連峰と天保山くらい。当然、ネット等で私はいい笑い物になった。」
落ち込んで卑屈になってる美袋がかわいい笑
【メルカトル式捜査法】
「あのメルカトル鮎が救急車で病院に運ばれた。」
調子の戻らないメルのために休養に行くことに。
元依頼人から誘われていた避暑地での休養。
そこは主人の亡き妹への愛とマネキンで溢れていた。
本調子じゃないメルカトル鮎を初めて見た。
シルクハット回すの失敗したりするんだなぁ。
マネキン達は洋服というより、衣装を身につけているので、珍しくタキシード姿のメルカトルが普通笑笑
ラスト、ウケました笑笑
メルカトル鮎シリーズ続編を強く望む‼️
・:*+.(( °ω° ))/.:+