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俗世間への再デビュー

2022年の春からすっかり引きこもりに入った私が
とある1本の電話を通して
俗世間への再デビューをすることになった

ある日、スマホが電話のお知らせをしてきた
プルプルプル


スマホ画面に出た宛名に??となった
なぜなら
日本人の名前がそこに映し出されていたからだ


????誰だろう? 
この名前…誰だったっけ??


一旦、名前が出るくらいだから
私の知っている人であることは間違いない


私: ”もしもし…”

相: ”◯◯です!りえさんお元気ですか?私のこと覚えてますか?”


その声は聞き覚えのある声だった


私: ”あぁ!!◯◯さん!! お元気ですか? よく私の電話番号覚えてましたね?”(そんな私も、彼女の電話番号をそのまま残していたのにね)

相: ”12年ぶりですかね?”

私: ”そうですね〜 一緒に勉強してから、もう12年も経ちましたね。その後どうされてますか?”


なんて世間話が続いた先に、ある提案をされた


相: ”実は、今お仕事できる人を探していて、りえさん皮膚美容管理師の国家資格お持ちですよね? 明洞のサロンですぐに現場に立てる人を探していて、りえさんのことが思い出されて連絡したんです〜 やってみませんか?”


店を閉めてから、ひっそりと数名のお客様だけケアしてきた私
ここ数年引きこもりだった私に、俗世間(美容世界)へ復帰する良い機会に思えた


私: ”毎日は無理ですが、私の条件をのんでくださるならやります”


と即答していた


すぐに社長さんと連携され、今までの実績を認めてくださり
私は明洞という異世界で美容の仕事へ復帰することになった


11年の間、韓国人を相手に美容の仕事をしてきた私
外国人のお客様といえば韓国に在住している外国人くらいだった


正直、明洞は私にとって異世界で
ちょっとワクワクしたのだ


今までの畑とは、全く違う環境
出会う人も”一期一会”の出会いになる


そんな環境に自分を置いてみれば
また新しい可能性が見えるかもしれない
そんな期待を抱きながらお店に入っていった私


そこでは今まで私が当たり前と思っていた
既成概念を捨てないといけない環境だった


これが韓国人と日本人の違いなのか…


仕事環境も含め
韓国人相手に仕事をするのか
観光客相手に仕事をするのか
ではオーナーの考え方も全く違う
この辺りも私には新鮮であり
学ぶ部分もあったりする


ゆっくり俗世間に慣れながら
日々、発見や改善が見える環境で
ちょっと楽しんでみようと思う


50歳からの再デビュー
まだまだやれるぞ〜ワタシ!
まだまだ学ぶ姿勢を持てば、得られるものがある
巡ってきた環境をじっくり味わいながら
一期一会を楽しむよ


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