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人の苦労は禊

上には上があり、下にはまた下がある。大概が、中途半端の宙ぶらりんな状態にある。ひたすら上に上がろうとして藻掻いているが、上に向かって登ろうにも、何の握るものも、掛ける足場も見つからない。その状態で、いくら飛躍を望んだとしても無理がある。その足は、飛躍出来るためのどん底まで行かねば、跳ね上がることは出来ない。今の世は、遅い早いはあるものの、そのほとんどが空を藻掻き、地の底に向かって落ち続けている。人間、誰しも落ちるには落ちるだけの事由がある。落ち続けていることすら気付かずに、宴を繰り返し、まあ、そのうち何とかなる、誰かが助けてくれる、自分だけは落ちるはずがないと妄想を繰り返している。いっそ、落ちるところまで落ちて、恥も外聞もかなぐり捨てて、そのどん底を這いずり回り、藻掻き苦しみ、耐え抜きながら、その苦しみの中から自分の至らなさに気付いた者の方が、次の飛躍への扉は近い。人の苦労は禊(みそぎ)。そのことを受け入れ、苦労を恐れず、自ら買って出て、飛躍を誓い、今を粛々と生きるのみ。

そのことを肝に銘じ、今日一日を生きます。有難う御座います。

幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者