親と子の関係の真実。
人間の諺の中に「子孫に美田を残さず」というものがある。
これ19世紀末の日本の要人の言葉。
即ち、子孫のために財産を残せば、それに頼って努力をしないので、財産を残さないという意味とのこと。
これ実相として捉えると解釈が異なる。
親と子の関係の真実。
子は親にとっての授かりものではあるが、子は親の所有物ではない。
子は一時の関係において預かり育み見守るのみ。
更に云えば、人間に財産という“モノ”は何一つない。
モノやカネ、地位や名誉や権利などのいわゆるこの社会における財産として認められているものすら、真理は己の物ではない。
人間は、何一つ、自分自身で、一から物質化、創造したものはなく、すべて既にあったものを使わせてもらっているに過ぎない。
加工や化合は、創造したとは言えない。
従って、己が死ぬ時、何も持たずにあの世に逝くのは至極当然の生業。
棺桶にあれやこれや入れたところであの世には持っていけぬのだ。
己、財産という概念を捨てよ。
己のものはこの世では何一つない。
子においてもしかり。
すべて預かり適切に管理し、お世話をし、見守るのみ。
人間は、真理を理解せずして思い上がってはならぬ。
いい加減、横柄、分不相応な振る舞いは、己の身を亡ぼすのみ。
全て、他人の褌で角力を取っていることを自覚せよ。
この超大宇宙、自然、地球の創造物全ての管理、運営、お世話係に徹するべし。
そのことを肝に銘じ、すべては預かりものであることを認識し、大切に扱い、磨き、超大宇宙、自然、地球の創造物としてしっかりお返し出来るよう精進致します。
有難う御座います。
幸せを呼ぶそよ風チャリダー/サステナビリティイノベーティブコンサルタント。「感謝感動を世界に地球に」のカングロ代表、ザッポス研究会、イノベーションサロンZ、システムD研究会、サステナ塾、セブメディ創設者