2020年8月の「考える人」まとめ
『応仁の乱』著者・呉座勇一さん新連載
「名ぜりふで読み解く日本史」スタート!
『応仁の乱』などで知られる歴史学者・呉座勇一さんの新連載「名ぜりふで読み解く日本史」がスタート。
初回はNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で本木雅弘さんが演じた斎藤道三のセリフ。タイムリーなテーマを、史料に基づいて丁寧に解説する内容が評判を呼び、週間アクセスランキング初登場1位を獲得しました。
『宮沢賢治 デクノボーの叡知』宮沢賢治賞受賞記念! 今福龍太と小川洋子が語る〈宮沢賢治、そしてデクノボー〉
『宮沢賢治 デクノボーの叡知』(新潮選書)の著者・今福龍太さんが、第30回宮沢賢治賞を受賞されました。
これを記念して、今年1月にB&Bで行われた小川洋子さんとの対談を短期連続公開しました。今福さんの前著『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』や、小川さんの長編小説『小箱』との驚くべきつながりも含め、たっぷり語られた充実の対話が好評です。
前編 デクノボーは「言葉以前の人」
中編 「小さい」という世界
後編 風から聞いたきれぎれの物語
谷川俊太郎さん最新詩集「ベージュ」朗読映像公開!
常に第一線で活躍する88歳の詩人・谷川俊太郎さんが、売行好調の最新刊『ベージュ』から2篇の詩を朗読! 肉声で聴く詩はまた別格の味わいです。
「考える人」人気連載が本になりました!
村井理子さんの連載「村井さんちの生活」が本になりました。
人生の折り返し地点で家族を見つめた、平凡だけれど宝物のような日々の記録。
息子のSOSに気づけなかった後悔、苦しいけれど大好きな翻訳の仕事、きざみ葱を巡る夫とのバトル、老犬との別れと子犬ハリーとの出会い、亡き母からの時を超えた贈り物、そして予期せぬ入院生活。我が家にとって、それは山あり谷ありの四年だった――。琵琶湖畔に暮らす翻訳者が何気ない日常を綴る、心温まるエッセイ集。
女優・杏さんの書評はこちらから読めます。
また、三品輝起さん「雑貨の終わり」も発売されました。
無印良品も村上春樹もTDLもパンも雑貨になった……? 東京西荻の雑貨店主が考察するエッセイ集。
疫病に街がすっぽりと覆われてしまう前、店内を眺めた。専門店にあったはずの工芸品も本も服もみな雑貨になった。物と雑貨の壁は壊れ、自分が何を売っているのか、いよいよわからなくなっていく。これからどうしたら物の真贋の判断を手放さずに済むだろうか。広範な知識と経験を交えて雑貨化の過去と現在地を探る画期的な論考。
著者インタビュー、堀江敏幸さんによる書評もお読みになれます。
話題沸騰! 高野秀行『幻のアフリカ納豆を追え! そして現れた〈サピエンス納豆〉』試し読み!
究極の納豆は、アフリカの辺境に存在した――。知と食欲を刺激する前人未踏のミステリー冒険譚!
前作『謎のアジア納豆 そして帰ってきた〈日本納豆〉』でアジア辺境の納豆の存在を突き止めた著者が、今度は、IS出没地域から南北軍事境界線まで、幻の納豆を追い求める。隠れキリシタン納豆とは。ハイビスカスやバオバブからも納豆がつくられていた!? そして、人類の食文化を揺るがす新説「サピエンス納豆」とは一体。執念と狂気の取材が結実した、これぞ、高野ワークスの集大成!
こちらから試し読みできます↓
9月の「考える人」も楽しんでください!