好評配信中! ブレイディみかこ×ヤマザキマリ「パンク母ちゃん」(No. 922)
考える人 メールマガジン
2021年7月15日号(No. 922)
ブレイディみかこ×ヤマザキマリ「パンク母ちゃん」
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の文庫版も好調のブレイディみかこさんと、ヤマザキマリさんとの対談「パンク母ちゃん」、noteで好評配信中!
お2人には共通点がたくさん。お互い海外生活が長いこと(ブレイディさんはイギリス、ヤマザキさんはイタリア)、外国人男性との間に生まれたひとり息子がいること、20代の時に「貧乏な詩人」と恋におちたこと……。そして何より、ふたりともパンクにハマった青春時代があり、その経験が後の人生に大きな影響を与えたこと――。
これまで数々のタフな修羅場をくぐり抜けてきたふたりによる、喜怒哀楽の全てが詰まった、スウィング感溢れる対話は必読!
また、今回の企画を「考える人」としては初めての有料記事として、販売することにしました。プラットフォームは「note」を使用。全3回の記事は単体では1回500円。全3回がまとまった「マガジン」は1000円で販売。3回まとめてお買い上げいただいた方がおトクな仕組みになっています。
また、「考える人」で冒頭の立ち読みができます。ぜひこちらからお試しください。
1. パンクな母ちゃんとクレバーな息子たち
2. 詩人と本気で恋をした
3. 私たち一生「グリーン」
アクセスランキング
■第1位 ブレイディみかこ×ヤマザキマリ「パンク母ちゃん」
3. 私たち一生「グリーン」
■第2位 橋本陽介「ふしぎな中国語――日本語からその謎を解く」
第1回 簡体字ができるまで
■第3位 村井理子「村井さんちの生活」
いままでどおり、これからも~義父母ワクチン接種完了報告
最新記事一覧
■南直哉「お坊さんらしく、ない。」(7/12)
三、見かけは問題
師匠に弟子入りした初日、「今すぐ作務衣に着替えて、今着ている服を外の焼却炉で全部焼いて来い」と言われた南さん。〈法衣か作務衣以外、着てはいけない〉という決まりでしたが、辛いどころか快適……!?
「考える人」と私(22) 金寿煥
2003年春発売の「考える人」第4号は、とりわけ思い出に残る一冊です。特集は「からだに訊く」。そのリードを引用します。
誕生の瞬間から自分の「からだ」は謎でいっぱいだ。
人間ドックの結果を知らされても、ヒトゲノムがすべて解読されたとしても、やはりどこかに謎は残るだろう。
知識や科学だけで理解するのではなく、からだ自身に訊く方法はないのだろうか。
たとえば武術の技に、生命の記憶に、そして呼吸の感覚に――。
「からだのことはからだに訊け」を合言葉に、からだのまわりを歩きながら考えた特集。
その編集会議でのこと。「身体についての特集なので、坐禅にも触れたいね」という声がどこからともなくあがりました。反射的に私は「実は坐禅会に参加したことがありまして」と、1997年、大学3年のゴールデンウイークに、鎌倉の名刹・円覚寺で行われた坐禅会に参加したときの話をしました。それまで特に坐禅や仏教に思い入れがあったわけではありません。たまたま通りかかった学生課の掲示板に貼られていた「学生坐禅会」という雄々しい筆文字にピンと来て、「面白そうだな」と軽い気持ちで足を運んだのですが……。
結果は、無残なものでした。
とにかく体が痛い、と言うよりほかない5日間だった。正しい姿勢を維持し、ひたすらじっと坐ることがこんなにも難しいことだとは思わなかった。背中が丸み、足が痛み出すと、呼吸が乱れる。呼吸が乱れると、集中力がなくなる。ついには「早く終わらないかな。帰りたいよう」なんて思い始める始末。5日間この繰り返し。煩悩を取り除くなんてもってのほか、膝と背中にひどい痛みを抱え、這這の体で帰途に着いたのである。(特集「からだに訊け」「永平寺坐禅体験記」より)
今思うと恥ずかしいのですが、翌年に就職活動を控えた頃でもあったので、「自分探し」という側面が多分にあったのだろうと思います。「坐禅して自分の内面を見つめ直すことができれば、自ずと進むべき道が見えてくるはず」なんて淡い期待を抱きながら、その門を叩いたのです。
このような経験を編集会議で語ったところ、「じゃあ決まりだね。金さん、禅寺で坐禅をして、そのルポを書いてください」と、編集長から命令が下されたのです。
自らの軽率な言動を後悔しても時すでに遅し。「もう二度とするまい」と誓った坐禅に再び向き合わざるを得なくなり、重い気持ちで体験取材の準備を進めました。
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