あなたは映画「わたしのお金どうしよう?」の監督さんです
お金は、あなたが「何に」「どれだけ」「エネルギー」を費やしたかという、行動(消費)の履歴を示す指標になります。
お金の用い方を一生ベースで俯瞰すれば、それはそのまま、あなたの生き様を表す一端となるでしょう。
もしかするとあなたは、映画「わたしのお金どうしよう?」を監督する人なのかもしれません。
タイトル「わたしのお金どうしよう?」
主役・・あなた
脚本・・あなた
シナリオ(脚本)の中身は?
〇どんなふうにお金を調達するのか
〇いつ、何に、どれくらい、お金を使っていくのか
〇どんなイベント(出来事)と自ら遭遇していくのか
皆あなたが随時「決定」していきます。
実は「わたしのお金どうしよう?」(映画)の演出は、意外に自由度が高いのです。ざっくりした話になりますが、「生涯」でたとえば手取り3億4000万円を調達(稼いだり・借りたり・相続したり)。
そして「生涯」で3億円を使い切りました、ジ・エンド。
(4000万円ほど余りますが、金銭的にはスッキリと分かりやすい映画(人生)になるのではないでしょうか)。
繰り返しですが、
〇いつ、何に、どれだけ、お金を使っていくのか
〇どんなイベント(出来事)と自ら遭遇していくのか
これを演出するのは「あなた自身」です。
人生の前半で(お金を)多めに使っていってもよいですし、逆に人生の後半で(お金を)多めに使ってもOKです。
はたまた20歳から92歳まで毎月28~33万円位、コンスタントに同じリズムで同じ分量のお金を使っていくという「生き様」でもよいわけです。
お金の調達のしかたも(実は)多様です。
学校を出て、ずっと同じ仕事で(ずっと)働き続けるのも勿論OKです。
しかし、30代半ばまでがむしゃらに働いて(会社)、多めに資金を調達して、36歳から40歳になるまで中世の美術史を学んで学位を取って、それからまた別の仕事(フリーランス)に復帰してお金の調達に勤しんでもよいわけです。
お金に関して自ら主演し、脚本も書き、監督も兼ねる一大絵巻のことをファイナンシャル・プランニングの実践といいます。ここで重要なのは、あなたがお金を「管理」するのであって、お金があなたを「管理」するわけではないという点。
しかし、上記はなかなか一筋縄ではいきません。
その理由は・・・?
「わたしのお金どうしよう?」の主役(あなた)が、周りの「脇役陣」に気を遣いすぎるためです。
あなたは、両親や友だちや、学校や会社や居住する町や、近所の人たちやその他世間という名の脇役たちの「圧力」に(無意識に)従っていませんか?
彼ら・彼女らは大切な仲間ではありますが、あなたと一緒に死んではくれません。人の生き様はそれぞれ別個の、独立したストーリー(映画)なのです。
別に、もっとわがままに、もっと奔放に、
〇どんなふうにお金を調達するのか
〇いつ、何に、どれくらい、お金を使っていくのか
〇どんなイベント(出来事)と自ら遭遇していくのか
を突き詰めてもよいのではないでしょうか。
お金に関していえば、最終的に「帳尻」さえ合っていればよいのです。
手取り2億円を調達(稼いだり・借りたり・相続したり)。そして「生涯」で1.9億円を使い切り。残りの1千万円は地元の図書館に遺贈。でもよいわけです。
そしてもう一つ。お金の調達と、お金の使用において、ボリューム(量)をあまり気にし過ぎないことです。「量」が重要なのではなく、その「中身」が、あなたの幸せに通じているかどうかが重要です。
※ボリューム(量)に価値を置いてしまうのは、あなたが「脇役陣」に気を遣い過ぎている証拠です。
最後に、この映画「わたしのお金どうしよう?」は編集ができません。その代わり、脚本(シナリオ)の書き換えは随時できます。
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