ショウガの精力アップ効果!よく食べる人は性交の回数が多いと判明
こんにちは、セックスレスの相談・カウンセリングをしている金子です。
今回は食べ物と性欲というテーマで書いてみたいと思います。
個人的には食べ物と性欲の関係については少し懐疑的です…。
精のつく食べ物といわれるものを摂取したからと、すぐにムラムラするなどということはありません。
効果があるとされる食材でも、実験施設において厳格にデータを取れば統計的に有意差が出るというレベルでしかなかったりします。
もちろん長きにわたり食べ続けることで性的健康や性機能にメリットのある食べ物はあります。
そういった食べ物の一つが生姜(ショウガ)かもしれません。
ショウガはテストステロンを増やす
ショウガは性欲との関連で話題になることは少ないのですが、摂取することで男性ホルモンであるテストステロンが増えるという研究結果があります。
また、含有されるジンゲロールには血行を促進する効果があるといわれています。
ペニスもクリトリスも血液が集まることで勃起しますから、血流が良くなるのはプラスといえるでしょう。
そして元気になることで性的な活動も増えるのかもしれません。
ショウガを食べる人は性交と自慰行為の回数が多い
ニューヨーク大学上海のグアンジュ・ウェンらの研究チームが、ショウガの消費と性的活動に関する調査を行っています。
500人の男女を対象に、性欲(性的興味や性行動への願望)と妄想、自慰行為、性交の頻度を聞き取りました。
そして一週間の食事を記録し、どれくらいショウガを食べているか調べました。
それらのデータを分析したところ、ショウガを良く食べる人ほど、エロい妄想をよくしており、自慰行為と性交の回数も多いことが判明しました。
また、性行為中の興奮の度合いも高くなることも分かっています。
ご無沙汰なカップルはぜひショウガを取り入れましょう。
ショウガが性的嫌悪感を抑制する
性に対して気持ち悪さや嫌悪感を持つ人もいます。
それが性的興奮を抑制し、性行為をしたくなくなることもあります。
ショウガがこういった嫌悪感を抑制する効果も示唆されています。
実験参加者に性的嫌悪感を誘発させた後に、異性のヌードを見せる実験があります。
このとき、一方のグループにはショウガの成分を含む錠剤を飲ませ、もう一方にはプラシーボ(偽薬)を飲ませました。
するとショウガの錠剤を飲まされたグループは嫌悪感による抑制効果が打ち消され、興奮が高まったのです。
これはジンゲロールの効果によるものと考えられています。
ジンゲロールには吐き気や頭痛を抑える効果があるともいわれています。
<参考文献>
・Wen, G.; Zhang, Y.; Nyman, T.J.; Jern, P.; Santtila, P. Is Consumption of Ginger in Daily Life Associated with Sexual Response? Sexes 2023, 4, 555-568.
・Wen G, Zhang Y, Nyman TJ, Jern P, Santtila P. Effects of Ginger on Disgust, Sexual Arousal, and Sexual Engagement: A Placebo-Controlled Experiment. J Sex Res. 2023 Feb 21:1-13.