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10年10万kmストーリー

1台のクルマに10年もしくは10万km以上乗り続けている愛車物語。マニアでも、マニアでない人でも、クルマに乗り続けるとそこにはオーナーの人生が投影されていきます。毎月、僕がオーナ…
かつての自動車カルチャー雑誌「NAVI」の1990年3月号から同誌休刊まで連載を続け、単行本4冊に…
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デザインの韻を踏んでいる。10年10万kmストーリー 第101回 ベルトーネ X1/9(1985年)…

 通っていた区立中学校の向かいのガソリンスタンドに、いつも黄色いフィアット X1/9が駐まっ…

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金子浩久書店
2週間前
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中学生から続けていた貯金で買った。10年10万kmストーリー 第100回ポルシェ ボクスタ…

 1993年のデトロイト自動車ショーで、ポルシェ ボクスターのプロトタイプが発表された時のこ…

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金子浩久書店
1か月前
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それぞれシトロエンに乗っている夫妻。10年10万kmストーリー 第99回 シトロエンC5ツア…

 待ち合わせ場所の公営スポーツセンターの広い駐車場に着くと、すでにDS3レーシングは到着し…

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金子浩久書店
2か月前
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ゴルフを生み出したフォルクスワーゲン社の姿勢に共感している。10年10万kmストーリー…

 フォルクスワーゲンのゴルフが生誕50周年を迎えている。50年前は小学生だったけれども、最初…

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金子浩久書店
3か月前
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次回の「10年10万kmストーリー」は、フォルクスワーゲン・ゴルフです

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金子浩久書店
4か月前
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弁証法を勉強し直した甲斐があった 10年10万kmストーリー 第97回 アルファロメオ・ア…

 アルファロメオのアルファGTV(以下GTV)に長く乗り続けている人がいるので、紹介しましょう…

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金子浩久書店
4か月前
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超ハイペースで距離を重ねている素敵な夫婦の目論見 10年10万kmストーリー 第96回 トヨタ・シエンタ(2022年)1年9か月10万1000km

 6月の終わり頃から、1行だけのショートメールがほぼ1週間に1通、スマートフォンに送られてきていた。 「96000キロです」 「97000キロです」 「98000キロです」 「99000キロです」  そして、7月29日。 「10万キロ達成しました。四国にいつ来られますか?こちらはいつでも結構ですので、そちらの都合でお越しください。連絡をお待ちしていますので、よろしくお願いします」  四国に住むトヨタ・シエンタのオーナーさんが新古車購入からたった1年8か月18日で

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シトロエンDSと1960年代中頃のパリの街を堪能できるアラン・ドロン主演の映画「サムラ…

 シトロエンDSが登場する映画は、実にたくさんあります。DSは1955年から75年まで20年間も造ら…

金子浩久書店
6か月前
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長い旅の相棒 10年10万kmストーリー 第95回 アウディTTクーペ(2004年)19年15万2000…

 自分のクルマを自宅に駐めるスペースがなくなってしまったら、どうするか?  簡単に思い付…

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金子浩久書店
6か月前
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「冬の新潟ではFRは使いものにならない」10年10万kmストーリー第94回 トヨタ・クラウ…

 早朝に自宅を出て、副都心線からJRに乗り換え、さらに新幹線で終点まで行って、そこからまた…

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金子浩久書店
7か月前
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“便利がすべてじゃない” 10年10万kmストーリー 第93回 フィアット・パンダCLX(1995…

 2003年にフィアット・パンダが初代から2代目にモデルチェンジした時は、大きな肩透かしを喰…

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金子浩久書店
8か月前
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10年10万kmストーリー 第92回 予定調和的なオリジナル至上主義に陥っていない ポルシ…

 ポルシェ911のような長く造り続けられているクルマにはファンも多く、乗り続けている理由も…

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金子浩久書店
9か月前
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クルマはすべて三越の外商から。工場には一度も行ったことがない。10年10万kmストーリ…

 往年のデイムラー・ダブルシックスを新車から32年8万2000km乗り続けている85歳の女性オーナ…

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金子浩久書店
10か月前
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30年の“サプライズ” 10年10万kmストーリー第90回 ランチア・デルタ インテグラーレ エヴォルツィオーネ2(1993年)30年8万8000km

 生まれて初めて、“サプライズ”プレゼントの手伝いをした。  おそらく父親が予期していないはずの“記念日”に家族が贈り物をして驚かせながら喜んでもらおうという趣向で、かなり手が込んでいた。  父親がランチア・デルタ インテグラーレ エヴォルツィオーネ2を新車から30年近く乗り続けているので、首謀者である息子が密かにイタリアのランチアに生産証明書の発行を申請し、それを家族が父親に直接に手渡そうというものだった。  それだけでなく、イタリアで生産され日本に輸入されてガレージ

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