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呪会

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人を呪い殺すことができるという、会員制の闇サイト「呪会」の会員であった、 日向亜希子の回りで、次々と人が殺されていく・・・。 彼女は親友たちと共に、事件の真相を暴こうとするが、そ…
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#恋愛

呪会 第4章

亜希子もいじめにあっていることに、 手をこまねいているわけではなかった。 だが担任の教師…

呪会 第5章

「どうしたの?アッキー。浮かない顔して」 米倉里美の声で、亜希子は我に帰った。 昼休みの…

呪会 第6章

 バス停は帰宅途中の学生達で溢れそうだった。 通学路だけに20人ほどが入れる 屋根付きの…

呪会 第7章

亜希子の通う学校のすぐ裏手にある喫茶店アシンメトリー。 古びたマンションの一階にある、垢…

呪会 第8章

亜希子は、浅い眠りから目覚めた。 視界に飛び込んできたのは、見慣れた白い自室の天井だ。 …

呪会 第9章

缶コーラを一口飲むと、 亜希子はいくぶん落ち着きを取り戻した。 それでもまだ、涙のせいで…

呪会 第10章

雲ひとつない、つきぬけるような秋空の下、 校舎の屋上ではいくつかの生徒たちのグループが 昼食をとっている。 その中にフェンスによりかかっている宮島祐介と、 彼を取り囲むように立っている亜希子、里美、 真湖、祥子の姿があった。 「そうか・・・そんなメールが来てたのか」 亜希子は呪会から届いたメールを祐介に見せたのだ。 (To 亜希子さま  おめでとうございます。  菅野好恵は削除されました。  今度はあなたの番です。 呪会より) それを見て、祐介は考え込

呪会 第11章

亜希子はバス停に降りると、自宅マンションに向かった。 歩いて5分ほどのいつもの帰り道なの…

呪会 第12章

放課後の教室には、生徒の数はまばらにしかいないかった。 ほとんどが学習塾か部活だ。 西に…

呪会 第13章

来島祥子と加原真湖は同じ学習塾に通っていた。 この日も講義を終え、同じバスに乗っていた。…

呪会 第14章

それは突然の訃報だった。 全校生徒が集められた体育館は 普段とは違う、異様な緊張感に包ま…

呪会 第15章

「お前の友達だったんだな。ガイ者・・・」 喫茶アシンメトリーの店内に、客は少なかった。 …

呪会 第16章

山村希一の葬儀は、しめやかに執り行われた。 斎場には喪服姿の人々が集まっている。 その中…

呪会 第17章

「風間さん、プロバイダーから  呪会の管理者が誰なのか報告がありました」 岸谷は1枚のプリントを、風間のデスクに置いた。 「この人物が管理者?間違いないんだな?」 風間は岸谷を、鋭い視線で見上げた。 捜査一課に詰めていた他の捜査員も、 そのプリントを覗き込みメモをとっている。 「この人物は、  村田先輩の甥っ子さんが通ってる・・・」 風間は正直絶句していた。 こんな偶然があるのだろうか? だが、これは同時に貴重な情報であり、証拠でもあった。 「よし、こ