花粉症②鼻水?鼻づまり?目の痒み? /4つのタイプとセルフケア
今週は急に冷え込みましたが、
ここからまた暖かくなり、花粉も増えてきそうです🌲
今回は花粉症のタイプを4つに分けて
*おすすめ対策
*よく使う漢方薬
について書いていきます。
漢方薬は
🌱病院行くほどじゃないけどしんどい
🌱市販の薬は強すぎるから自然のもので試したい
🌱根本的に体質改善したい
こういった時にとてもおすすめです。ぜひ参考にしてみてください🌿
*
🔹鼻水ズルズルタイプ🔹
→水分代謝が悪くなり、
たまった水が透明の鼻水や痰、くしゃみとして出てくるタイプ
このタイプはからだを温めて汗を出し、
余分な水を外に出すことで改善していきます
【セルフケア】
・冷たい飲み物をたくさん飲みすぎない
・生姜やネギ、わさびなど薬味を取り入れる
・はとむぎや黒豆茶、コーン茶などでお水を出す
【よく使う漢方薬】
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
🔹鼻づまり&頭痛タイプ🔹
→鼻水は出るけどつまり気味で
風邪っぽいだるさや頭痛などを伴うタイプ
このタイプは温めながら血流を良くすることで
症状を改善させていきます
【セルフケア】
・お風呂にゆっくり入って体を温める
・睡眠をしっかりと取る(夜ふかししない)
【よく使う漢方薬】
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)
🔸粘っこい鼻水がつまるタイプ🔸
→黄色いネバネバした鼻水が出てつまるタイプ
悪化すると副鼻腔炎になることも
このタイプは鼻を通しつつ、
熱を取ることで改善していきます
【セルフケア】
・お酒、味の濃いもの、脂こいものを取りすぎない
・ユーカリやティーツリーなどスッキリ系のアロマを使う
【よく使う漢方薬】
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
🔸目や喉の痒み+咳+肌荒れタイプ🔸
→黄色い鼻水や痰がからむ咳、皮膚や粘膜の痒みがつらいタイプ
花粉によって赤ニキビなどできる場合も
このタイプは熱をとりつつ、
肌が乾燥しないよう【血】を補って潤いを与えていきます
【セルフケア】
・辛いものや甘いものを取りすぎない
・春野菜や緑黄色野菜を積極的に食べる
【よく使う漢方薬】
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
ちなみに、透明の鼻水で目の痒みがあるひとは
【小青竜湯】に熱を取る生薬【石膏】が入った
【小青竜湯加石膏(しょうせいりゅうとうかせっこう)】をよく使います。
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一般的な市販薬は
「鼻水を止める」など部分的なアプローチですが、
漢方薬は「体質全体」にアプローチをかけていきます。
その結果、
花粉症だけでなくむくみも改善したり、
お通じが良くなったり、
肩こりが良くなったり…など
ほかの症状も良くなることは多々あります。
また、いくらお薬を飲んでいても
生活習慣が乱れているとなかなか改善しません。
毎日のセルフケアも忘れずにお願いします🌿
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✦今回出した処方はあくまでも
「花粉症によく使う処方」として参考にしてください。
(漢方薬は基本的に体質で判断するので、ひとによって処方は変わります)