プロジェクトが途中で頓挫する時に考えること
みなさんこんにちは、TechWasabiです。突然ですが、皆さんはプロジェクトが頓挫してしまった時、どんなことを考えますか?TechWasabiでは大企業・スタートアップ双方への、オープンイノベーション支援をメインに考えているので、前提として大企業×スタートアップとして考えます。
今回は、スタートアップ側目線 大企業目線の双方に立った時に影響について考えたことを書いてみます。例のごとく、誰かを批判したり良し悪しを書くのではなくあくまで事実・感想として書きますのであしからず。
大手にいた時: プロジェクトが突然終わった時の気持ち
プロジェクトが終わった時、感じることは千差万別あると思います。
- 悔しいと思う人
- 数あるうちの一つなので、しょうがないと切り替えられる人
- ホッとする人(あまりそうは考えたくないですが)
特に大企業の人はプロジェクトの数もあるし、リソースが一つ解放されて安心するというのはあるかもしれません。
私も大手にいた時は、頓挫してしまった際は上記のどれかに当てはまっていました。そして、すぐに切り替えをしていました。
スタートアップ側から中止を切り出されることだってあります。少ないケースですが、検討期間が長くなれば、他の、より可能性のあるパートナー探しを始めてしまいます。
僕もスタートアップ側から中止を宣言された経験があります。理由は、リソース割いている割に進まないというのが理由でした。
「大企業はステークホルダーが多いし、承認プロセスだって複雑なんだ、気持ちはわかるけど、社内に説明してもう少しで決まるところだし、もう少し待ってくれれば、、、」というやりどころのない悔しい気持ちにもなりました。これは最後にスタートアップ側を説得できなかった、当時の私の力不足も否めないですが。。
ではスタートアップとしてはどうでしょう?
スタートアップ側: プロジェクトが突然終わった時の気持ち
全部ではないですが、死ぬほど悔しいです。僕がスタートアップにいた時、そして今もですが、プロジェクトにかける気持ちや労力はどうしても個人にかかる負担は大きくなります。なぜなら、
- 会社の行き先を左右するプロジェクト
- そもそも大企業と共同プロジェクトを行う機会自体がかなり少ない
- 資金調達中・予定だったので大企業とのプロジェクトを実施する可能性が高い。
もちろん、お互いにボランティアではないので頓挫しても仕方ないと理解していますし、怒ったりとかはあまりありません。でも、すごく悔しいんです。スタートアップは大企業との協業でバリューを提供することで世の中に認めてもらえます。あと一歩で認めてもらえたのに、とすごく悔しい気持ちになるのです。
「資金調達中に可能性の話しをする方が悪い」という意見もあるかもしれません。でもスタートアップは少ない案件で少しでも見栄えをよくしなければなりません。必死の思いで掴んだチャンスで、サービスを更に拡大するために更に資金調達をして、新しいプロジェクトを開始するためにリソースの確保をしたいのです。
それでもそれは仕方のないこと
それでも、プロジェクトが頓挫することは、あり得ます。冒頭にも書きましたが、それは良い悪いではありません。ボランティアではなく、お互いにビジネスとしてやっている以上、双方だけでなく、それぞれの個社ごとの利益も考えなければなりません。
仕方がないことです。特にお互い真摯に向き合った上であれば、なおさら良い悪いの判断にはならないのです。スタートアップ側目線が少し強くなりましたが、大企業には大企業のどうにもできない理由があるんです。社内のパワーバランスに影響するケース、担当者の配置換え、他のプロジェクトとのコンフリクトなど、見えない辛さもありますし、大企業側だってリソース割いているので諦めたくないですよね。
まとめ
今回はとりとめもなく書きましたが、上記のようなケースは、少しオーバーだったり特殊だったりもあるかもしれませんが、誰しも経験があるのではないでしょうか?もちろん大企業×スタートアップではないケースも。
ただ、少しスタートアップの肩を持つと、やっぱり大企業とはどうしてもリソースが違う分必然的に出る影響の差が大きいのです。
双方の目線が理解できる身としては、プロジェクトの頓挫、特にお互い両思いというケースや、コミュニケーション不足、海外であれば文化の違いなどの影響で頓挫してしまうというケースは少しでも減らしていきたいと思います。これまでの経験から、そんなスタートアップや大企業の協業をサポートする価値提供も、できればと思っています。
これを最後まで読んでくれた方は、少しでも共感してくれた方や興味を持ってくれた方だと思います。少しでも不幸なケースを減らせればと思いますので、ぜひSNSやnoteでのシェア、アドバイスなどのコメントをお待ちしています。
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