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「すべては自分基準」ぼんぼん社長③ No.1006


皆さんこんにちは。元ぼんぼん社長の井上 剛典です。

ぼんぼんの生態に迫るこのシリーズですが、色々なぼんぼんのタイプについて書いています。


これは、何か統計を取ったり調査をしたものではなく私がぼんぼんとして過ごしてきた中で、自分自身の体験や知り合いのぼんぼんが取っていた行動を表現したものです。

もちろん世の中には裕福な家庭に生まれても、子供の頃から帝王学を学び、しかるべく大学に行き素晴らしい経営者になっている方も数多くいらっしゃいます。

しかしここで取り上げるのは、私を含めそうなれなかった、いわゆる残念な金持ちのぼんぼんという方たちのお話です。

過分に個人的意見や偏見が入っているので、すべての方に当てはまる物ではないことをご了承ください。


今日は


すべては自分基準


という話を書いていきたいと思います。

前回ぼんぼんは「わがまま」だという内容で書きました。



多くのぼんぼんはすべて自分の思い通りになると思っていて、それが自分の実力だと勘違いしています。

学生のうちはその基準で過ごしていて、そのまま社会に出るとどうなるか、次のステップは「すべては自分基準」という思考を身につけます。

これはどんな状態かというと、「自分の基準が世界標準」だと思うという素晴らしい勘違いです。(恥)


社会に出てもそのままで、一般の企業に実力で就職すればよいのですが、よくあるのが将来的に自分の会社を継ぐ予定なのでどこか取引先に修行に行くパターンです。

取引先の社長も、「御社のご子息をうちでしっかり育てておきますので、安心してください!」と鼻息荒く引き受けますが、結果ぬるま湯のままです。

修行と言いながら取引先のおぼっちゃんなので、なんだかんだと言ってお客様扱いで、泥水をすするような体験はせず数年を過ごします。


本人は社会に出たつもりで、しっかりと経験を積んだ気でいますが、学生時代のぬるま湯とそれほど待遇が変わりません。

新入社員の給料レベルの生活を体験する程度の苦労をして、俺はしっかりと世間の荒波にもまれてきたと、努力のレベルが世間の基準とずれたまま自分の会社に戻ります。

もちろん戻ってからは、ぼんぼんの王道でちやほやされるか、偉くなった気になって、偉そうに振舞い厳しさを知らないまま経営者になります。


結果として努力や成果を出すというレベルが社会通念とずれた、何事も甘い基準で考える経営者が出来あがります。


こういった二代目三代目の経営者が多く集まる青年経済人の団体に行くと、よくあるのが創業系の厳しい中を乗り越えてきた経営者との意識の断絶です。

創業系の経営者の方が言われるが、

後継社長はぬるい


ということですが、ぼんぼん社長には返す言葉がありませんね。


ちなみに私は、恥ずかしながら他社での修行さえやっておらず、一度も就職したこともないので、基準が本当に低いのを痛感しています。

偉そうに書いていますが、結局就職できないので社長をやっている「社会不適合者」なんですよね。(恥)

今まですべて「自分の基準」で過ごしてきましたが、実際に苦労されてきた方にご指摘を受けると恥ずかしさしかありません。


こういった話をするとぼんぼん社長は必ず

「自分なりに頑張ってます」

「精一杯やっています」

と必ず反論するのですが、その基準がすべて低いんです。


これを読んで、ドキドキしているぼんぼんの皆様もいらっしゃると思いますが、もうそんな風に育ってしまったのでしょうがないんですよね。

まずは自分がそんな風に基準が低いということを認識することです。

もし人並みな基準を身につけたければ、他の方がしてきたような努力を人一倍取り組むしかありません。


周回遅れなのを認識し、それでも追い付くんだという強い意志を持って進んでいけば周回遅れが解消できるかはわかりませんが、少なくとも人並みな基準を身につけることはできます。

今私も周回遅れなのを認識し、何とか追い付くように努力をしているところです。

まだ道半ばですが、今回は自戒の念を込めて自分の現状を含め書きました。


周回遅れなのを感じている方は厳しい環境に思い切って飛び込み、自分基準から相手基準へシフトしていきましょう。

今日の一言
ぼんぼん社長はすべてが自分基準
成長するための実践行動
・自分の基準が世間とずれていることを認識する
・相手基準で行動する意識を持ち、行動し続ける
・周回遅れなのを認識し人一倍努力を積み重ねる

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