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改めて自己紹介してみる(後編) さすがに3日目は飽きられてる感ありありですね No.503

改めて自己紹介をしようと思い書き出すと、黒歴史が山のように出てきて止まらず、思わず予定外の3日目になってしまいました。

細かくエピソードまで詰め込むともっと書きたい事もあるし、いくら時効とは言え文字に残してはダメだろうという事もあるので、バランスが難しいのですが、ようやく少しまともになってきたところからを最後に書いてみたいと思います。

ほとんどの方は興味がないかと思いますが、もしご興味がありましたらもう少しお付き合いください。

前編 幼少期~海外での起業

中編 自然食品の店~感動倉庫🄬LFCまで
   日本での最初の起業から前職までの流れ

昨日は二代目のぼんくら経営者とはこんな感じという痛い話ばかりでしたので、そこから現在に至るまでどのように立ち直ってきたのかという話をまとめたいと思います。

⑭企業進化道場参加

現場を顧みず、学んで理論を振りかざすだけの私でしたがようやくビジョンが決まり腹をくくって経営者としての道を歩み始めました。

そのきっかけになったのが臥龍先生の企業進化道場です。

臥龍先生とはご縁が深く学生の頃から父を通して面識があり、30年近く前から存じ上げていますが、そのころから全くブレず同じことを言い続けられている、日本でトップのコンサルの一人です。

実は受講はこれが初めてではなく、初回が2005年の留学からレストラン修行の時代、2回目が通販の時代、今回が3回目の受講でした。

私の経歴を見ていただければわかる通りこの3回目を受けるまではふらふらとしていて、臥龍先生には何度も「本気です」と言っていたのですが、結局本気ではなく「やるやる詐欺」のような状態でした。

これも二代目社長にあるパターンですが、口だけは達者で「やります」と元気に言うけど行動が付いてこず、自分が出来ないので会社で誰かに丸投げするというキラーパス能力を発揮してばかりいました。

今回はようやく腹を決め、その時社内で一番苦手だった加藤専務と一緒に受講しました。加藤専務は父の時代からLFCをまとめていただいている番頭さんで、私の言う事すべてに「NO」と言っていただけるありがたい存在でした。

当時は「なんでこの人は俺の言う事にすべてNOと言うんだろう」と悩んでいました。

今思えば、「勉強しただけの薄っぺらい知識で会社をまとめようとしてもまとまりません、きちんと現場を学んで地に足をつけて頑張りましょう」というメッセージだったんだと思います。

そんな状態でしたが、一緒に受講することで加藤専務の想いもわかり、打ち解ける事も出来てようやく

日本で一番「やりがい」のある感動創庫🄬LFCをつくる

という10年ビジョンが出来ました。

ビジョンを基に経営を進めていく中で、やはり気になるのは経営理念の事です。理念経営の大切さは身に染みて理解していましたが、そこで出会ったのがアチーブメント株式会社でした。

⑮アチーブメントスタンダードコース参加

臥龍先生の主催するAPRAという勉強会があるのですが、地区の自主勉強会でアチーブメント名古屋営業所の方のお話を伺いました。

当時まだアチーブメント入社4年目の彼の話を聞いて、4年で社員がこれほど育つというのはどんなことをしている会社なのだろうと気になりセミナーに参加しました。

参加者も熱い方ばかりで、まだぬるま湯環境にいた私としてはかなり衝撃的で、3日間で方向性も見えてきました。

やはり大切なのは理念という事を再確認し、そこからLFCの理念づくりに取り掛かります。

以前の私なら、完全に自分で決めて「これがLFCの新しい理念です」といきなり発表したのだと思います。しかし、私もようやくメンバーとの対話も出来るようになり、土台を自分で決めた後ミーティングを重ね、幹部の意見も聞きながら新しい理念を策定しました。

感動倉庫🄬LFCの経営理念がこちらです。

経営理念
感動創庫®LFCは、大家族主義経営を通じ
全従業員の幸せが、ご縁ある皆様を幸せにし
地域貢献へと繋がる、感謝にあふれた会社になる。

コーポレートバリュー
「愛」とは相手に関心を持ち相手の望みをかなえること
「感動」とは相手の期待を上回ることを実行すること
「素直」とはすべての物・すべての事に感謝の気持ちを持つこと
「幸せ」とは物心共に豊かな人生を実現すること

行動指針
目標 明確な目標を定め目標に向かって正しい行動をします
本気 やると決めたことは達成するまでやり切ります
成長 自分の可能性を信じ未見の我を見つける行動をします
貢献 身近な方を助け感謝される行動をします
凡事徹底 当たり前な事こそ真剣に丁寧に行います

ビジョン
日本で一番「やりがい」のある感動創庫®LFCとなり、
全従業員がわくわくしながら仕事ができる環境を皆で作り、
月曜日に会社に行きたくなる会社になる。

私の想いのこもった理念が出来あがり、あとは皆さんに伝えるために、方針発表会や勉強会を行っていました。

余談ですが、セミナーで一番重要なのは何かというと本人がどのように動機づけられてきているかです。自分の意志で参加しようと思っていない方を無理やり連れていくのは大変危険です。

体験セミナーのように2時間程度でそれを聞いて研修を受けるか判断するものは良いのですが、アチーブメントのように3日間もあるセミナーに無理に連れていくと反発も相当大きくなります。

私も妻を無理やり連れていって離婚の危機になりました、またLFCの幹部の方とも行きましたが、無理に連れて行くと、その後の経営に影響するくらい否定的になられたりします。

「馬を水辺に連れていけても水を飲ませる事は出来ない」ということわざ通り無理やり連れていくのは逆効果ですので、絶対にやめましょう。お金と時間の無駄になります。

⑯LFCのM&A

理念が決まりいよいよ会社も一つにまとまりさあこれからという段階になってラブリークイーンに不穏な空気が漂います。

ラブリークイーンのメイン商材はブラックフォーマルなのですが、近年は家族葬が増えたり、法事をやる家庭が減りフォーマルが売れなくなっていました。

それに加え暖冬や、猛暑などフォーマルを着る機会を減らす要因が多く、経営が厳しくなっているとのことです。

いよいよ資金がひっ迫してきたところで、救済していただけるM&A先を探し始めているとの情報が入り心配していました。

ラブリークイーンは無事M&A先が決まり、さあこれで大丈夫と思ったところで契約直前にLFCも一緒でなければM&Aしないという話になり、事態は急展開します。

ラブリークイーンはこちらからお願いしてM&Aで救済していただいたのですが、LFCに関しては予定外の事態で、別会社なので関係ないと思っていたのですが、結果としてM&Aされることになりました。


ようやく自分の作った理念になり、自分の理念を浸透させ一体となったチームを作ろうとなったところで、社長を外れ社外顧問となり、さてどうしようかという状態です。


経営の執行は行っていますが、いざ経営責任がなくなり社外顧問として活動を始めるととても微妙な立ち位置になります。

いつ契約解除をされるかわからない状況で運営をするので、そのまま全責任を私が持っていてはいけないと考え、ようやく今までできていなかった権限移譲が進められるようになりました。

経営会議を決定機関として責任はそちらに移行し、幹部の皆さんにも責任を持っていただくようにしました。

そうしてようやく運営が回りだしたところでふと疑問が生まれます。

俺はこのまま不安定な状態で仕事をしていて良いのか?

いつ契約を切られるかわからない状況で、そこに全力を投じるのはあまりにもリスクが高く感じ、自分の仕事を始める決意をします。

⑰株式会社井上感動マネジメント創業

経営者として仕事をしてきた時間が長く、今もし誰かに「あなたは何が出来ますか」と聞かれたときに

「社長です」


では笑い話になってしまいます。
いやいや、あなたの言う「社長」というのは何が出来るのですか?マネジメントですか、人材育成ですか、セールスですか?という話ですよね。

正直に言うと幅広い業種に取り組んだ結果、専門的なスキルはどこも際立つところがありません。

しかし、冷静に振り返った時に私にあるのはこの経験だと思えるようになりました。

3日にわたり長々と書きましたが
・日本食の店(オーストラリア)店長
・自然食品の店 フランチャイズ オーナー兼店長
・テイクオフ株式会社 社長 (留学・アパレル通販)
・レストランCasita オープン未遂
・LFC株式会社 社長 顧問 (アパレル通販・健康食品通販・物流)

こんな経験を活かし皆さんにお役に立てるのは何かと考えた結果、色々な事業の経験を活かせるコンサルとして株式会社井上感動マネジメントを設立しました。

幅広いコンサルという仕事の中でも、私自身が一番葛藤の多かったLFCの時代を振り返り、二代目社長の伴走者として経営者の方に寄り添うのが使命だと思います。

昨年9月に会社を立ち上げ、使命感を持ちながら毎日充実の日々を過ごし始めました。とは言え、主だった仕事はLFCしかありませんのでLFCの顧問として仕事を続けていました。

私の中で権限移譲も進んできたと感じた頃、タイミングを同じくしてLFCから5月末で顧問を退任してもらえないかという話をいただきました。

⑱コワーキングスペース ディライトオープン

一瞬躊躇しましたが、ちょうどコワーキングスペース ディライトをオープンする準備をしていた時でしたので、すぐに返事をし、この5月で退任することになりました。

タイミングとは本当に過不足なくやってくるものだと思います。

ディライトは4月1日にオープンしたのですが、このコロナで臨時休業していて今日からようやく再開になります。オープンしてすぐに臨時休業になりましたが、これも必要な時間だったのではないかと思います。

ディライトでは皆さんに集中して仕事に取り組めるような、安心安全な場を提供しています。またコンサルとしての仕事に親和性が高く、ここを拠点にコミュニティーを創っていきたいと考えています。

よく皆さんにM&Aや顧問を退任の話を言うと皆さん「大変だね~」と言われますが、私自身は全く思っていません。

どちらかと言えば感謝の気持ちが大きく、そのおかげで今コンサルとして活動できるようになったという想いです。

そんな思いに至った理由の一つは陰陽五行論塾での学びのおかげです。
この塾は帝王学と算命学を学ぶ塾なのですが、特に塾長の話される生き様の授業は圧巻です。

案内を見て怪しいと思うか凄いと思うかはその方の感性ですが、私はこの学びのおかげで今も前向きに気持ちよく過ごせています。

こんな感じで皆さんのお役に立てるような仕事をさせていただいています。
算命学を学ばせていただいたおかげで、算命学の視点からのアドバイスもさせていただいていますが、これも大変好評をいただいています。

これからも二代目社長の伴走者として皆さんのQOLの向上を目指してサポートさせていただきます。

大変長くなりましたが、3日間にわたる自己紹介を終わらせていただきます。本当は、ここにどんな思いで仕事をしているかという話を書きたかったのですが、それはまた後日書かせていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございます!
毎日note続けていますので是非お時間ありましたらまた目を通してください。皆様今後ともよろしくお願いいたします。

今日の一言
すべての事に感謝の気持ちを持てるようにする
物事には必ず両面があるのでその事柄の悪い面だけでなく、良い面にも意識を向ける

ご質問やメッセージなども下記フォームをご利用いただきお気軽にお送りください。メッセージいただけるとめちゃ喜びます。

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二代目社長の伴走者 井上 剛典
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