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思い出、観光♪

今回のGWは、ゆっくり家で本を読もうと決めていました。

その中でも1日ぐらいは、岩盤浴でも行こうかなと思い、昨日行ってきたのです。(以前記事にもしましたが、☟ここへ。)


お客さんもまぁまぁ多い中、岩盤浴でごろごろしていると・・・
急に、20歳まで生活していた場所へ、行きたくなってしまったのです。

ここは当時の通学路付近だったので、昔の家はここからバスに乗って行ける場所なんですね。

最近は父親を送り、父親の遺品の中から、私の「へそのう」や、私が使っていた「小さな布団」まで出てきてしまい・・・

星飛雄馬のお父さんのようなお膳を投げる昭和の父親のイメージが、子煩悩な父親に大変身してしまって、私の人生の根本から何かが変わりだし・・

生まれ育った場所は、今まであまり行きたくない場所でしたが、急に行きたくなってしまったのです!


その場は早めに上がって、駅前のバス停で昔の家行きのバスに乗りました。

ドキドキ感と共に、幼少期から青春時代の色あせた映像が、走馬灯のように現れます。

バス停の名前に「そうそう、こんな名前のバス停だった。」とか、「道がこんなに狭かったの?当時は、広く感じたけどな・・」などなど、バスの後部に座って、きょろきょろしてたと思います。


自宅付近のバス停から1つ前のバス停でおりて、懐かしい場所を回りました。

「この団地、今でもあるのね。あっ、あの集会所!
 ここでやっていた、そろばん塾に通ったっけなぁ。」

集会所の公園の大きな木に、そっと手を添えて・・・
「覚えてますか?多分『だるまさんが転んだ』をしたような気がするな・・・。その節は、大変お世話になりました!」

「こっちに行くと、この辺に仲良しのかおりちゃんの家があったっけな。」

などなど当時、よく遊んでいた自分の姿が浮かんできます。


(写真はイメージです、お借りしました。)


周辺をぐるっと回りながら、遂に以前の家の前に着きました。

一軒家ではなくビルになっていましたが、2階の構造など外枠はほぼ同じだったので驚きです!!

「家の入り口はここだったな。そういえば夕方遅く帰ったら、お母さんから締め出されて、この辺でうろうろしてたっけな・・・。」

「2階で寝ていた時、家の向かいの電柱に車がぶつかった音で目が覚めたことがあったっけ。あれっ、家の前のタクシー屋さんって、こんなに小さかったの?」

「お隣の床屋さんは、3代目かな。あの店長さんっぽい人は、あやこちゃんの甥っ子かもね。」


(写真はイメージです、お借りしました。)


そこから、小学校の通学路へ向かいます。

今見ると全てが小さく距離もこんなに近いのに、当時は大きくとても遠く感じたものです。

「ここは空き地だったね。雪が降ると、友達数人で雪合戦したっけな・・」

「そうそう、この辺に基地もつくったよ!!ダンボールで作ったんだっけな・・・家から、お菓子とか本とかも持っていったっけ。」



小学校の校舎は大きくなったようですが、敷地とプールはそのままのような気がします。(修復はされていると思いますが。)

「そうそう、小学校のあの辺の窓から、いつも夕焼け見てたっけな・・」

「このプールのシャワー場、あの時のそのままじゃないの、これ~??」

「学校の前のパン屋さん、あるかな・・・・あった!!!懐かしいな・・」

(写真はイメージです、お借りしました。)


自宅付近から駅までは歩いて20分とグーグルマップさんが教えてくれたので、当時路線バスから見える風景を、直接歩きながら駅に向かいました。

駅前も当時とはすっかり変わっていて、昔アルバイトした駅前のケーキ屋さんがこの辺だろうなぁ・・・などなど想像しながら、どこでご飯食べようかなと探しつつ、結局は中華屋さんで夕食にしました。

なんとなく今日は、中華でしょ♪昭和っぽいお店を選んで、ゆっくりいただきました。


小学生の頃だったと思います。
母親が休みの時に何度か連れていってくれた、初期レストランのお店で頼む「醬油ラーメン」と「チョコレートパフェ」の味が忘れられず、それをひとり思い出しながら、中華料理のセットと生ビールをいただきました。



今まで避けてきた場所が、こんなに愛おしい場所になるとは思ってもみませんでしたね。


「観光とは、光を観ること。」


私の中で「思い出」の光を観に行かせていただいた、素敵な休日となりました。









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白滝みえ
拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡

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