名も知らぬ野の花に寄せて
名も知らぬ野の花が咲き秋の風
大きく伸びた草に、白いタンポポのような花が咲いていた。
ハナノナのアプリで調べると、アキノノゲシという名らしい。
名も知らぬ花にも名がある。
アキノノゲシの花は昔から知っていた。でも名を知らぬから、「ニワトリのエサ」「ウサギのエサ」の草だと認識していた。
アキノノゲシは、春に咲くノゲシに似ているから、秋のノゲシというそうだ。タンポポのような花を咲かせるのはキク科の植物。同じキク科の植物にレタスがある。レタスもアキノノゲシも切ったら白い汁を出す。そして、レタスの花はタンポポのような花を咲かすそうだ。
白菜やキャベツの花は咲かせたことがある。芯の部分が残った白菜やキャベツを水につけておくと、真ん中から茎が伸びて、アブラナのような花を咲かす。キャベツも白菜もアブラナ科の植物だ。
タンポポのような花を咲かすというレタスも、今度水につけておいてみようかな。周りの葉っぱを取って、真ん中から茎が伸びるようにしておけば花を咲かすだろう。
ちょっとした日常にもちょっとした楽しみが見つかる。