前編:解題:油あげ市場について (羽藤ゼミ5期生2年次)
2019年度、流通科学大学羽藤ゼミ5期生は、2年次にケーエスフーズ株式会社様と共同研究に取り組みました。1月17日 (金)、最終発表があったのでいくつか記事を分けて紹介します。今回は教員による解題です。 ここでは、油あげ市場について、我々が行った消費者へのアンケート調査の結果を簡単にまとめています。油あげ市場に関するデータは調べた限りあまり見られなかったので、その点でも貴重なものかと思います。
調査概要
今回、学生が取り組むにあたってインターネット調査を行いました。サンプルはやや少なめでしたが、油あげや豆腐といった商品の主な購買層である30~50代女性に回答してもらっています。
認知度
はじめに、企業の認知度です。豆腐や油あげを主に取り扱う企業で約50%はかなり高いのではないでしょうか。
次に、メイン商品の認知度です。こちらも絶対値としては決して高いとは言えませんが、油あげとして考えると高いのではないでしょうか。皆さんは商品名もわかる油あげはありますか?
ロイヤルティ
次が、購買頻度いわゆるロイヤルティ項目です。こちらもコモディティ化された市場にもかかわらず、一定のロイヤルティを得ていそうであることがわかります。
油あげ購入時の重視項目
次は油あげを購入する際に重視することです。今回は、上記の項目とロイヤルティを組み合わせて回帰分析を行ってみました。※コレスポンデンス分析もしていますがここでは割愛
回帰分析
ざっくりいうと、ケーエスフーズの主力商品であるべに花油あげへのロイヤルティが高い消費者は、油あげ購入時に産地や味、風味、簡便性、消費期限を重視しているということです。最後にまとめです。
まとめ
教員による解題の次は学生の発表
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