触覚システムについて

おはようございます!

前回の視覚システム、オプティカルフローのお話から聴覚、味覚、嗅覚と説明をしようと思いましたが、触覚システムのお話をさせていただきたいと思います。

聴覚、味覚、嗅覚システムについては、いずれお話しする機会があれば(^^)

さて、触覚システムとはなんぞや?って皆さんが考えた時にまず浮かぶのが

圧覚、痛覚などの固有受容器系の感覚情報による体性感覚だと思います。皮膚、筋肉、腱、骨膜、関節嚢、靭帯にある受容器の興奮による感覚の総称の事を言っていて、触覚イコールのイメージがあると思います。(勝手な解釈でしたらすいません)

しかし、知覚システムという考え方の中では固有受容器-求心性神経路-感覚領野とそれぞれ1対1の関係ではなく、体性感覚や関節覚、運動覚などの情報から様々な知覚が生じる多対多の関係性で産まれる触覚があると言われています。

それは、私たちの関節や筋肉や腱などの動き、つまり私たちの身体の動きそのものの感覚です。

これが俗にいう"深部感覚"と呼ばれる事もあります。

例えば、自分の肩は肩から先についた上腕を感じる事が出来るし、同じように上腕からは前腕、手首…と身体にある関節には、常に隣接した身体に対する"感覚"があります。

今までは目を閉じても感じるその感覚を"ボディイメージ"という心的なものとして一括りにされてきました。(今も使ってる人多いとは思いますが…)

実際にはボディイメージのような曖昧さでなく"知覚による裏づけ”があるとも言われています。

このような全身の組織の運動に伴う知覚

ダイナミックタッチ

と呼んでいます。このダイナミックタッチに関しては次回お話させていただきます。

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(エコロジカルマインド 非常に興味深い内容ですので自粛期間の今読んでみてください。)

お気軽に質問、ご意見等ありましたら宜しくお願いいたします🤲🤲🤲


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