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失敗の原因

調子に乗って失敗した、ということが立て続けに起きていて、これは日記に残しておかなければと思った。

調子に乗るというのはどういうことかということを、考えて、言語化してみた。自分の力を過信するということ。そして、わたしの言う、わたしにとっての失敗とは、自分の力を過信しているせいで、本来踏み入れてはいけない相手の大切な領域にずかずか入って荒らしてしまい、相手に迷惑をかけたり嫌な想いをさせたり、もう二度と目の前に現れるなとばかりに縁を切られたりしたことを指す。

自業自得で、相手に対してはただただごめんなさいという想いしかない。自分が落ち込んでいる場合ではない。周りに被害を出さないために、次からどうしたら防げるのかを考えなくてはいけない。

予兆のようなものがあれば、気をつけられるかもしれないと思って、ここ最近の自分を振り返ってみたけれど、たぶん「仕事が全部うまくいっていて、これからもうまくいく」という感覚があり、これが原因なのだと思った。こんなふうに思っているときは、自分を過信している。

なぜなら、書く仕事は全部難しい。毎回、毎回、初めましての気持ちでやらないとできないし、実際、文章仕事は以前やったこととまったく同じことを行うことはない。依頼主によっても違う。書くテーマやジャンルも違う。そんな難しい仕事をしていて全部うまくいくはずがない。5割だ。半分、うまくいけばいい方だ。

半分うまくいって、半分うまくいかないと考えた場合、わたしの心には不安や恐れが宿る。不安や恐れは、わたしを立ち止まらせて考えさせてくれる。もう少しわたしをましな人間にしてくれる。

毎度のことだけど、中庸って難しい。驕らず、卑下しすぎず。どうにかこうにか理想の半分くらいはできているかな、と思っている状態を目指すと、調子に乗らず、こんな失敗をしなくて済むのではないかと思う。

〈本日の小説活動〉
ネガティブな気持ちは創作の種となる確率が高いので、ちゃんとこうして書き残しておいた。



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