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082 タブーなロゴス(言葉・論理)
タブーとは明確にしるしをつけること
いつの時代のどの人間の社会でも、タブー(禁忌・きんき)というものが存在する。そのタブーとは普通、してはならないこと、禁じられていること、である。
そもそもタブーはポリネシア語で「明確にしるしをつける」という意味である『ベネッセ表現読解国語辞典』『カレッジクラウン英和辞典』。
明確にしるしをつけることがタブーなので、明確でなければタブーではないと言うことはできない。この場合、基本的にしるすことはタブーであり、明瞭度はタブーの大きさなのである。明瞭なほどタブーが大きいということだ。要点はしるしをつけるほうにある。そこで、まず「しるしをつける」とは、どういうことか考える。
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