いますぐできるブランド化

　ブランド化はこれから述べることを実践すればすぐにできます。

　ブランド化を実践するために必要なこと。それは、ある商標をある商品や有料サービス（「役務」といいます。私の書くエッセイには頻出します）に使うと決めたらそれにこだわり続けることです。

　商標は、とにかく細部といえども変えない。何も加えない。何も減らさない。

　商標を使うと決めた商品や役務は商標そのものほど頑固にこだわらなくても構いません。ただ、それを加えたり減らしたり変えたりすることは新規事業への進出・既存事業の撤退と同義ですので、そのつもりでいて下さい。

　商標の使用とは何かということについては別のエッセイ「商標を使用する」とは（初級編）をご参照ください。

「商標を使用する」とは（初級編）｜弁理士 吉村哲郎｜note

　上で述べたことを実践すれば間違いなくブランド化は実現します。ただ、こうしてブランド化を実践することについては重要な注意事項があります。これについては別のエッセイ「ブランド構築思想としての商標法」で説明しております。ぜひご参照ください。

ブランド構築思想としての商標法｜弁理士 吉村哲郎｜note

　上で述べたことは商標法の思想の中心的実践手段です。商標法の思想がこれを実践する方々のお役に立つことを願っています。