見出し画像

オリオンの記憶リリースによせて

2024.10.21神林だだ 4作目のサブスク作品 『オリオンの記憶』をリリースした。
この曲はまさにボクの叙情を歌った曲だ。

オリオン座流星群、秋の儚い思い出。
毎年流れ星に思い出を重ねている。

オリオンの記憶は、マスデジャ以前にやってたバンドで長野県にツアーに行ってた時、ちょうどオリオン座流星群の日が重なり、その夜がとても思い出深いものだったから、曲にした。

2022年から始めた路上ライブでたくさん歌ってきた。今となっては、歌っていると、路上での景色がたくさん目の前に浮かぶ。路上ライブでの思い出の曲になった。
ライブハウスでの思い出がキッカケで作った曲が、外に飛び出して、路上ライブの曲に変わる。不思議な感覚もあったけど、よく考えてみれば長野県を夜中に移動中に書いた曲だもんな。


ボクが歌う、『君』は『架空の君』だから、その日、その時、その瞬間によって『君』は形を変える。オリオンの記憶以外の曲も全部同じく。
その『架空の君』は、場所だったり、思い出だったり、憧れだったり、動物だったり、出来事だったり、たまに人だったり。
誰かへの恋情を歌ってるわけでも、固有の人物に向けているわけでもない。

これを読んでくれているキミにも、きっとそんな『君』との思い出があると思う。

君との思い出は流れ星のようだし、
君との楽しい時間は指先をすり抜けていくし、
君と微笑み合える瞬間は数えることすら胸が苦しい。

時に前を向けない日も、時には過去を振り返ってしまう日もきっとある。
だけど、そんな感傷も悪くない。
時にはセンチメンタルな気持ちになっても、時に無くなりたいとさえ思っても悪くない。
生きてさえいれば。

ボク自身そういう考えで、なんとか生きてる。

今この文章をキミがここまで読んでるってことは、きっとボクと共感し合えてるってことだ。
きっと似た感性を持ったもの同士だ。

なんとか生きて今会えてよかったね。

ボクはいつもここで歌うから、これから一緒に作りながら共に未来へ生きましょう。

今年の秋夜は、オリオンの記憶を聴いて、空を見上げて、思い出にしてくれたら至極幸いです。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集