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2024.11.7の日記
2024.11.7 晴れ
YouTubeに11.4に歌った『ロストデイズ。』を公開した。ロストデイズ。は、2015年冬、僕の祖母が亡くなった後、四十九日の時に観た情景を歌った曲。
人が亡くなる事を『お隠れになる』って言葉を知った。隠れるってどう言う事なんだろう…?お墓に隠れるってこと?
冬の群馬にいた。想いを巡らせながら、納骨に参列した。祖母の家の上にある、祖父が眠るお墓。何度も祖母とお墓参りに来たことある場所。だけどそこに祖母はもういない。冬の風が現実的でとても冷たかった。
納骨されたお墓の前で心の中で何度も祖母に話しかけた。そこに祖母はもういない。
ふと、振り返った空の、雲と夕陽があまりにも綺麗で、その時、気づいた。おばあちゃんは空に居るんだ。雲に隠れた夕陽なんだ。隠れるってこういう事だったんだね。
僕は祖母の住む群馬県で産まれた。だから毎年夏休みはほぼほぼ群馬県に居た。山の中だから何かあるわけではない。でも1番心落ち着く場所だった。唯一戻りたい時間があるとすれば、あの夏の日々だ。ロストデイズ。
先日の海老名でのライブでは、ちょうど西陽がボクに直射してきた時がロストデイズ。を歌う瞬間だった。
無意識だったんだけど、左目から涙がボロボロでてた。
懐かしさの涙なのか、切なさの涙なのか、
ボクの歌を受け止めてくれるキミが居てくれる事の嬉し涙なのか、自分でもよく分からない。だけど、なんだかとても優しい時間だった。
11.4の夕陽と、11.4の景色は今も焼きついてる。ボクの中のロストデイズ。の記憶に刻まれたよ。
ロストデイズ。直訳すれば失った日々。
まだボクは生きてるし、日々を積み重ねてこの曲を歌う事が出来てる。それはボクの内省的な歌ですら愛してくれるキミがいるからだ。
ロストデイズ。の最後は『空にまた歌った 笑った』って光を歌ってる。
空の下でボクらは共に生きようね。