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養老孟司「自分は死なないと思っているひとへ」を読む


文庫でも今は1000円します。

図書館で借りました。全く読まない日が多かったので借り直したり延長したりして6週間かかりました。
20年くらい前の講演をまとめた本ですが今読んでも主張が変わっていないことに驚かせられます。
解剖学者として死者の立場から「死体は嘘をつかない」と生きるものの変化、無常さを説き、環境論や都市論まで展開しています。
おっさんが学生の頃は自然と言えば野生のことを指していましたが今では環境問題のことを指すと思います。養老先生は虫の中に自然を見ていて前者だと思います。無秩序の状態から秩序立てていき、道を開き、道路を作り、都市を作り、思想も固めてがんじがらめになっていくのだと思いました。
「無理が通れば道理が引っ込む」ではないですがバランスをとっていくことの難しさを感じました。
養老先生のファンとしてはいつまでもお元気でいてほしいと思います。
書籍、動画は残りますので読み見続けていきます。

読んでいただいてありがとうございました。


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