あなたの「好き」は?
小学生の頃の私は「これが好き」が言えなかった。
友達の「好き」と違っていた時の、「え~~~!?」が怖かった。
少し大きくなって、それが「空気を読む」という事なんだと知った。
高校に行って、文芸部に誘われて、ペンネームを付けてもらって、詩や短編小説らしきものを書いた。
何を書いたらいいのやら、わからなかったから
ずっと見ていられるほど好きだった海辺の話ばかりになった。
他の部員の作品も、自分達の世界観をギュッと詰め込んでいたけれど、誰も否定しなかった。
私も「好き」って言っていいんだ。
やっとわかった。
それから他人と意見が違っても「そっかぁ、でも私はこっちが好きだなぁ」と言えるようになった。
言ってみても、友達関係は崩れなかった。
逆に別々のモノが好きなおかげで色違いでお揃いを楽しめたりもした。
今では、小学校からずっとやってる多数決があまり好きではなくなった。
「好き」の人数が多い事が正解なのか。
いやいや、私は私の頭で考えて決めたい。
だから私はカメラが好きになったのかもしれない。
ピントが合ってる、構図が素晴らしい。
確かに万人受けを狙うなら、それも必要かもしれない。
けれど、私はそうじゃない作品の中にも「好き」があった。
ピントが合ってなくても、そのスピードの中、
「撮りたい!」と思えるものがあったっていう事。
構図がキチンとしてなくても、その人のその瞬間に撮りたかったものがそこにあったっていう事。
結局、『正解はない』
子どもにカメラを教えたくなったのはそれが理由。
自分が好きだと思ったものは好きだと言っていい。
これが最高!って思うなら、それがあなたにとって一番最高の作品。
空気を読む力よりも、そっちの自己表現力の方が
大事だと思うから。
「この夏休み、あさみんの写真体験を子どもたちにしてもらうことはできますか?」
『強引力』がキーワードとしいたけ占いで言われた先週、プペルバスイベントでも大変お世話になった、T-seedの多田さんから、小学生対象の夏休み企画のカメラ講師の依頼を受けた📷
「やりたいです!」とすぐに返事して、打合せ。
「あさみんと自分のやりたい事が似てるなーと思ってん。だから一緒にできるかなーと依頼したのよ」と言ってもらえた。
本当に少しずつ少しずつだけれど、自分の「好き」
「やりたい事」を発信し続けていると、共感して
見つけてくれる人っているんだなぁ。
ということで、8/6(土)(まだ予定) T-seedさんと
『カメラなくても遊べる写真体験(仮)』で
コラボします!
詳細はしばしお待ちを…
お楽しみに☆
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