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Twitterスペースでアダルトチルドレン 自助会を開催した思いについて
こんにちわ、ばやしです。
本当に久しぶりの投稿になってしまいました。
・Twitterというプラットホームに、少し依存しすぎてしまったこと
・自分の中で、記事を書くことが抵抗になっていたこと
この2点があり、
反省点として、Twitterと距離を保たないと課題克服が出来ないため、今後は少し距離を取る必要を感じています。
今回お話しする内容は、
Twitterのスペースという機能を用いてアダルトチルドレン自助会を開催しました。
私の気持ちを改めて再考・整理するために書きます。
以降、アダルトチルドレン = AC と略します。
自助会をやろうと思った動機について
昨年2月にACという言葉と出会って、約1年が経過しました。
AC当事者として解決に向け、私なりにさまざまな取組みを行なってきました。
取り組んできたこと
・社会福祉 行政支援
・医療 10機関以上
・デイケア参加
・カウンセリング 10機関以上
・自助グループ参加
・関連書籍
・自己分析
現在も会社を休職し、生きづらさを乗り越えるために面と向かって向き合っています。
取組みの中で感じたことについて
色々と回復へ向け活動している中で感じることは、医療関係・行政関係・カウンセリングなどを通じて、ACの生きづらさを理解してくれる人は、想像以上に少ないことを感じています。
私は38歳でACと認知しましたが、それ以前から医療機関には受診してました。
精神科初診予約の遅くなってしまう原因にもつながりますが、
初診時は大抵30−60分と長い時間が設定され、医師と患者の背景などについて色々と話をします。その後は5分診療が標準だと思います。
さまざまな医師と話してきましたが、私の場合は社交不安障害、パニック障害と診断され、薬を処方されて終わるパターンしかありませんでした。
全ての医療関係者に対して家庭内の問題を伝えてますが、共感を得られたことは本当に少なく、医療機関やカウンセリングでは、過去のことより未来を考える対策方法を提案する人が多かった印象を持ちます。
誰一人医師から、生きづらさの原因が機能不全による家庭内トラウマを指摘する医師はいませんでした。
ACと気づくためには、自力で気づくか、第3者に指摘されるしか手段は困難だと感じています。
明らかな虐待や精神的な虐待、マルトリートメントがなければ、親の愛情の裏返しの部分もあるので、ACと自覚していない人は世の中にたくさんいると感じています。
現在の県立病院の主治医についても、当初は適応障害・発達障害という診断で会社へ診断書を提出しました。何十回と診察と臨床心理士によるカウンセリングを受け続け、最近ようやく愛着形成・人格に影響を与えていることを理解するようになりました。
医療機関に接する中で感じることは、
・ACは医学用語でない、またどこの家庭でもある程度の問題はあると認識されがちで、主訴しても、あなただけが苦しんでいるのではないと軽んじられている
・他の精神疾患と比較すると、度合いが軽度と見られがち
・他責論者、親や家族のせいと思われてしまう
を感じてきました。
そのため、医療機関でACについての問題の本質を向き合って対処を得ることは非常に困難であると感じてきました。
そんな中発達検査も受けた結果、私は発達障害(ASD)とも診断されています。
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発達障害は発達障害者支援法があるので、発達障害と診断された方が手厚く行政の支援を受けることができます。
発達障害者支援法(平成十六年十二月十日法律第百六十七号)
私は法律に準じて市役所へ障害者手帳を申請し、受理されました。
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手帳は税金控除や公共交通機関の利用が半額になったりその他にも多数の恩恵があります。
障害年金も適応範囲になるため申請可能になります。その他行政支援などを受けることが出来ます。
双方とも同じような生きづらさを抱えながら生活を強いられますが、診断名によって福祉の支援を受けられるか受けられないか関係してくるので、違和感を感じます。
迷走しながら行動し、手探りのなかで手応えを感じたもの
今までも親には頼れなかったため、その判断が良くも悪くも自分一人で問題解決し、今まで生き延びてきました。
その特性のせいか、
・人に頼ることが苦手
・人を信用することが出来ない
という特徴を持ち合わせており、特に自分のためにやる行動はレスポンスが早く、その場所が遠かろうが多動し行動をしてきました。
特に手応えを感じたものは、
・カウンセリング
・自助グループ
この2点になります。
カウンセリング
色々な人のカウンセリングを受けてきました。
もちろん費用はタダではないので、それなりに費用発生しました。
私のカウンセリング機関の判断基準として
・カウンセラーがクライアントの内情をどこまで理解できるか
・臨床経験があるか
・安心安全を感じることができるか
私の中でこういう基準があります。
やはり、相手の抱えている問題自体の理解や知識、臨床経験のない人に相談することは時間とお金の無駄になります。
理由は、クライアントに対しての共感やノウハウがないからです。
私は昔から母親へ過去の苦しみを主訴しても、
「兄弟の中でそういう悪口を言うのはあんただけだ」
と否定をされてきました。
私は愛着専門でやっているカウンセリング機関でカウンセリングを受けたときに、カウンセラーに過去の苦しみや今の生きづらさを打ち明け
・あなたの言っていることは正しい
・何を言ってもいい
・我慢をする必要がない
・自分らしく生きればいい
昔から感情を殺して、自分を殺して生きてきたので、人前で泣くことはないのですが、その時ばかりは、涙が出ました。
そして、生まれて初めて心の安全基地を手に入れることができました。
このカウンセリングで、心を癒すためには
・相手を共感する大切さ
・否定をしない
・自分にとっての安全基地の大切さ
を学びました。
自助グループ
色々な自助グループに参加する中で、人の話を聞くことの大切さを感じます。
自助グループによってさまざまな特色があります。
先日ダルクの自助活動にZoom参加しました。
ダルクは全国にあり、薬物・アルコール・ギャンブルなど特に強い依存症を持つ方々が克服に向けて活動している団体です。
ダルクは障害者総合支援法に定められた「指定障害福祉サービス」の
・自立訓練(生活訓練)
・就労継続支援B型事業所
として実施していますので、共同生活の中で、特に仲間意識や助け合いの1日1日クリーン(依存物をしない日)を積み重ねています。
当事者の方々たちの話しを聞かせてもらう中で、自助し合う重要性について
・共感しあえる仲間の存在
苦しんでいるのはあなた1人でない
支えあう重要さ
・安心安全(安全基地)の場所を得る
何でも話せる心のよりどころ
・自分を語り問題の整理
・当事者の体験話を聞き自分自身と向き合う
新たな気付きを得る
を改めて再認識しました。
1つ気をつけなければならないので、自助グループの中で過去の不幸話を永遠に聞かされると、自分も嫌な気持ちを思い出し引っ張られてしまうため、そこは注意が必要だと感じています。
自助会を開催してやりたいこと
Twitterスペースで発達障害や精神疾患界隈のスペースがたくさん開催されているのに、アダルトチルドレン・機能不全家族についてのスペースは意外と少ないと感じていました。
そこで私が遅咲きですが、38歳でAC当事者として気づくことができ、今後AC克服に向けて活動していく中で、他のAC当事者の人たちに向けて自分ができることは何か考えた時に、自分が感じたことが色々ありました。
・当初ACについて右も左も分からず、どうすればいいか分からなかった
・安心して身を委ねることのできる環境、相談できる環境がなかった
・仲間探しができなかった
ACAの自助グループは言いっぱなし聴きっぱなしルールなので、オンライン参加では関係性が深まることは難しい
・自分を認めてもらえる場所を見つけた時、自分にとってそこは幸せな空間であった
今の自分であれば、さまざまな自助グループに50回以上参加してきて、書籍も読んで、カウンセリングも受けてきた実績もあり、それなりに経験を積んできました。
その経験から、そこでTwitterというプラットホームの中で自助会をやりたいと思いました。
目的
①ACにとっての安心安全(安全基地)場所を作る
・家庭環境で認めてもらったり、守ってもらえなかった人が多い
②共感しあえる仲間づくり
・苦しんでいるのはあなた1人でない
・支えあう重要さ
③自分を語り問題の整理
④当事者の体験話を聞き自分自身と向き合う
他者の話を聞き、新たな気付きを得る
④機能不全家族の悪影響を周知、認識を広めたい
自分のような生きづらさを抱えるサバイバーを減らしたい
私は、
悩んでいるのは決してあなた一人だけではない。
一緒に寛解に向けて走る伴走者でありたい。
幸せに迎うことができる環境を作りたい。
と考えたからです。
まとめ
人それぞれ考え方はあります。
スペースに参加していただく方は私の考えに賛同・共感してもらえる人だけでいいと思っています。
その方が、よりこのスペース自助会という場所の安全安心の場が担保されるからです。
自分の気持ちを言語化し、改めて確認のため今回記事にしました。
もしよければTwitterフォローしていただくと、今後の通知がいきます。
AC当事者の方で、スペース自助会に参加していただけると嬉しいです。
生きづらさを克服するために行動している記録をnoteに書いています。noteの更新情報はTwitterでお知らせしているので、フォローお願いいたします。
ブログも不定期で更新しています。ぜひブログも見てみてください。