なぜ、お薬がいけないの?
ある日、腰が痛くて整形外科受診したとき。
よほど腰が痛く、ツライ顔をしかめている患者さんに医師は、
『大丈夫、腰痛は病気のうちに入りませんよ。
湿布と痛み止めをでしときますね』
どこの病院でも毎日繰り替えれる風景です。
腰痛は国民病といっていいほど、ありふれています。
病気というよりは、単なる不快な症状にすぎない。
当時は、私も特に気にとめず薬をのんだら治ると思っていました。
しかし、現在の私なら、患者さんに次のようにいうでしょう。
『腰痛は病気の始まりですよ。湿布や痛み止めを使っているようなら、すぐにやめましょう。』っと。
頭痛には痛み止め
カゼで熱出たら解熱剤
胸やけには消火剤
寝れないときは睡眠剤
膝痛には湿布薬など
病院で薬をもらうことは半ば習慣化しています。
確かに薬をのめば不快な症状は消え、気分も楽になります。
しかし、上記の薬を2年、3年と長期に使い続けていると
病気はますます治りにくくなり、
やがて新たな病気を発症させる恐れがあります。
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