ルックバック感想(ネタバレ含む)

今日は「ルックバック感想」というテーマの文章を書きたいと思います。

昨夜、劇場で2回目のルックバックを鑑賞してきたんですが、せっかくお金を払って2回も鑑賞してきたんだから、もうちょっとブログで映画の感想を言語化したいと思います。

お金を払って映画を観るメリットの一つはコレだと思います。

つまり、せっかく2,000円近くのチケット代を払って映画を観るんだから、その投資を回収しようと、真剣に作品を観るし、その感想をアウトプットしようと努力する。これは大きなメリットです。

さて、ルックバックですが、藤本と京本という、漫画が大好きな2人の少女が小学生の頃にひょんなきっかけで出会って、そこから2人は黙々と絵を描き、漫画を創作していくんですが、漫画を「分業」して創っていくんですね。

これが実は、後の2人の運命を変えていくことになります。

漫画の作り方としては、京本はあくまで「背景を描くこと」に特化しており、藤本はそれ以外の作業に徹します。

小学生の頃、藤本が居てくれたお陰で京本は「引きこもり」を脱することができ、社会との接点が増え、喜びや充実感を得たり、人間的な成長を果たしていきます。
その点において、京本はすごく藤本に感謝します。

一方、藤本も「漫画が好き」という、共通の目標や趣味を持つ京本との出会いが彼女の喜びや幸せに繋がっていきます。

この2人が「漫画」をキッカケに仲を深め、街なかを歩いたり、電車に乗ったり、喫茶店でクレープを食べたりするんですが、そんな日常生活がすっごく楽しそうなんですね。

そして、これがまたその後の展開に効いてくるというか、生きてくる。

つまり、別の見方をすると、アニメ終盤に向かって、視聴者の感情を大きく、そして、深く揺さぶる構造がジワジワとつくられていってるわけですね。(ルックバックを観てない人からするとなんのこっちゃ分からないでしょう)

これを58分にしっかりとまとめ、収めてるのは本当にすごい。

個人的には、中学や高校のシーンももっと掘り下げてほしかったなぁと思いますが、ですが、それだとこのルックバックが持つ展開の速さや魅力が薄れてしまうかもしれないので、これはこれでいいのでしょう。

無論、現代のコスパ、ダイパに適した作品だからこそ、ヒットしてるのかもしれません。

とにもかくにも、ルックバックはストーリーの作り方とか構造は本当に勉強になります。

素晴らしい作品を観た後は、ただ単に、面白かったーだけじゃなくて、その理由を「自分なりに」しっかり言語化していくことが大切だと思います。

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