大企業で時々起きる「悲劇」とは?
今日は、大企業で時々起きる「悲劇」とは?というテーマの文章を書きたいと思います。
私は、とある大手メーカーに勤めてる人間なんですが、先日、これはなかなか悲劇的だなと思ったことがあったので、今日はそのことについて書きたいと思います。
まず、私は当事者ではなく、人伝に聞いた話なので、細かい部分は少し違っているかもしれません。
ですが、事実として、こういうことがあったということを書きます。
私が勤める会社は全国に支社があるんですが、あるエリアの社員たち10人程度が「自社の賞味期限が切れた商品を食べてた」そうなんですね。
で、それが発覚して、全員、1番下の役職にされ、そして、バラバラに地方に飛ばされるという「悲劇」が起こった。
もちろん、正確には「横領」に当たるので悪いことではあるんです。
賞味期限が切れてるとはいえ、商品には変わりないわけで。
ですが、メーカーで働く人間なら分かると思いますが、こういうことをやったことが無い人って皆無だと思うんですね。
今回は所長クラスの人も含めて全員が1番下の役職にされて、そして、全員がすべからく地方にバラバラに飛ばされることになった。
恐らくですが、一度こういうことをした人間は「駄目な人間だ」という烙印を押され、もう出世は絶望的でしょう。
大きな企業って、よくマイナス評価を受けないような社員が出世するって言われたりしますが、まさに、こういうところがあるんですね。
今回の事例で私が思ったのは、まぁ、運が悪かったということと、自分だってこの場にいたら恐らく同じような処遇を受けてたと思うし、人生どうなるか分からないよなぁ、ということ。
まさに、どこに「地雷」が埋まってるか分かりません。自分がしてなくても、その責任を取らされることもあるわけで。
自分にできることと言ったら、モラルやマナーをしっかりと守り、そして、倫理観を高めていくことでしょうね。
駄目なものは駄目という意識を持つこと。
まぁ、大きな企業を経営する立場からすると、こうやって不正をする人間をしっかりと吊し上げて、そして、それをしっかりと処遇することで、社員に舐められないようにすることが大切なんですね。
まぁ、そうやって悪いことをした人間を裁くことで、金銭的なコストが下げられるわけですから、悪いことをした人間を吊し上げることは経営側にとってはすごく合理的なことでもあるわけなんですね。
しかし、個人的な意見としては、こういう企業でずっと働いていれば、真面目で誠実な人達ばっかりになり、それはそれで良いとは思うんですが、しかし、その一方で、つまらない大人が量産されるよなぁとも思いました。
経営者にとっては、従順な社員たちが増えることはプラスかもしれませんが、個人の人生を考えると、全てがプラスとは言い切れないでしょう。
まぁ、仕事は真面目に取り組むとして、プライベートはガッツリと遊びまくるみたいなバランス感覚を持ち合わせてないと、駄目だよなぁと思いました。