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子供へ本を選ぶということ

街にリアル書店が激減する中で、我が家の周辺にも昔はあった本屋がもうほとんど無くなってしまっています。

徒歩圏内にイオンがあり、そのテナントの書店が「行きつけ」ということになるかもしれません。

今日は、ふとしたことをきっかけに、息子たちに何冊かの本を買い与えたので、そのことについて書いてみたいと思います。

1.自分が読んでない本を与えたこと

極端に言えば、ソムリエが自分で飲んだことのないワインを客に勧めたと同じことかもしれません。

私は、幼少の頃から「比較的に」本は好きな方で、かなりの数をこれまで読んできています。

それなのに、私が今日選んだ本は

この3冊。

どれも、読んだことのない本です。

なぜ、この3冊かというと。

本屋の同じ書棚にあったからです。

正確には、下の2冊、「君たちは…」と「13歳からの」は、同じ列にありました。

ずいぶん簡単に選んだと思われるでしょう。

簡単に買った理由のひとつが、その書店がBOOKOFFだったということです。

2.BOOKOFFに行くのは久しぶりだったこと

私は、かなりの多読家ですが、読んだ本をBOOKOFFに売ることはほとんどありません。

なぜかというと、「本に線を引いたり、メモを書く」「本を風呂で読むから、ヨレヨレになる」この二つの理由で値がつかないのです。

売ることがないから、自然に買うためにBOOKOFFに行くことも少なかったのだと思います。

今日、偶然、BOOKOFFに立ち寄ったのも、下の息子が、「欲しいゲームソフトを買うため」に連れていかなければならなかったからです。

3.子供たちには、本を読んで欲しい

どこのうちもそうでしょうけど、子供たちは、「タブレットでYouTube」「DSでゲーム」ばかりで、ほんと、本を読みません。

とても、そのことが気になっています。

うまく言えないのが不思議ですが、本を読むことの有益性を知ってるのに、自分の子にそれをさせていない反省というか、不安というか。

子供たちが大人になったときに、本を読まずに成長した場合のスキルについて、心配になるのです。

それ以上に、人格形成に影響する本と出会えずにいるとしたら、将来どんな人間に成長するのか、ということに不安になるのです。

4.本に向き合って欲しい本当の理由

先のこと、どんな大人になるのか、

それより、活字を読み理解する学力のために、どうか読書をして欲しい。

それは、どの親も、学校の先生も思うことでしょう。

でも、私が今、息子に本と向き合って欲しいと考える理由は、

最近、「学校でいじめにあっていた」ことがあったからです。

少なからず彼は、傷つき、悩み、悲しみ、怒りを持ったはずです。

友人だけでなく、大人への不信感のような感情も抱いたのでしょうか。

私も、そのことで、彼と何度も話をしました。

つらいだろうが、乗り越えてほしいし、このことから何かを学び成長して欲しいとも考えました。

ふと、自分に置き換えたときに、子供の頃から、学生時代、会社員になっても、

悩んだときに、そこには本があった」と思ったのです。

たまたまあった本もあれば、悩みを解決したくて探して手にした本もあります。

同じように、彼にも本に向き合って欲しいと考えていました。

今日、下の息子が、ゲームソフトを買うために訪れたBOOKOFFで、

「本を選んであげよう」と、なったわけです。

5.これらの本に行き着いたプロセス

同じ画像を、二度使う禁じ手。笑

息子は、春から中学生になります。

「趣味は料理」というちょっと変わった男児です。

料理家が人生を語っているような本を探していたところ、自己啓発系の書棚に、

①大ベストセラーの「君たちはどう生きるか」の漫画版

②私も仕事でお世話になったことがある、船井総研の創業者の著書
「13歳からの生き方哲学」

を目にして、選んだわけです。 

中学生になる息子に合うような気がしたのです。

6.読んで、どうするのだろう

とても喜んで、早速読み始めているようです。

読んだら、何か変わるだろうか。

もっと読み始めるだろうか。

そもそも、意味わかるだろうか。

とか、気になるものです。

とにかく、最後まで読むサポートは、おせっかいですが、やろうと思います。

そして、読んだあと、貸してもらい(もう彼の本ですから)、私も読みます。

そして、感想をnoteに書きます。 

息子の感想文も添えて。

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