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えちごトキめき鉄道の観光急行に乗つてきたヨ

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。
 最近、自信を失ふこと、そしてこのままで良いのかと思ふことがあります。果たして、今の仕事を続けてて良いのか、と。

 まづは宣伝。
 『維新と興亜』第二十五号に、「くにおもふうたびと 真木和泉守」を書かせていただきました。ご一読いただけたら幸甚です。

 また、同書の中で、私の『萬葉日本學』を紹介いただきました。ただし、紹介文を書かれた方は、私のことを誤解してゐる箇所があり、遺憾です。

 今回は、前回の夜行急行列車の旅を終へ、えちごトキめき鉄道を旅して観光急行に乗つたことを記しました。

 どうか最後までお付き合ひください。

夜行列車として走つたこの列車、これから妙高高原駅行きの始発列車となります。当然ですが、玉川、乗ります。
夜行列車組のほとんどが、この「夜行くづれ」に残つてます。行き先の表示も「妙高高原」になつてますね。
昨晩、気がつかなかつたのですが、直江津駅にはこのやうな素敵なポスターがありました。ぬくぬくです。
落ち着いた車内。始発列車として利用する乗客の姿は見えません。
列車は春日山駅を出て、南へ下つて行きます。
上越妙高駅を出てしばらく、遠く妙高山には雲がかかつてます。
そして妙高高原駅に着きました。昨日から三度目のこの駅。外は寒いくらゐに涼しく快適です。ぬくぬくな珈琲が飲みたい…。
すぐに折り返して直江津駅に向かひます。前面展望を楽しむ夜行急行組の若者、元気で羨ましい。四十を過ぎた玉川、あの気力はありません。
直江津駅に着きました。ありがたう、455系。またお昼に会ひませう。
次は日本海ひすいラインに乗ります。列車はガラガラです。進行方向向かつて右側の席に座ります。
車内の様子です。転換式クロスシートです。直江津駅を出発して時点で乗客は私を含めて三名でした。
有間川駅の近く、漁港が見えてきました。
青海駅を出てしばらくのところです。雲が重たいのが気がかりです。
無事に市振駅に着きました。降りたのは私だけ。しかも雨が降つてます。早く止んでほしいのに〜。
列車は富山県の方へ走り去つて行きました。
ホームから、日本海が見えます。防波堤には、この雨の中、釣りする人の姿も。
駅舎の中に入りました。七夕飾りがあります。
ぬくぬくな塗り絵があります。右下のは闇を感じますが。
素敵な駅舎。国の登録有形文化財に登録されただけあつて、風情があります。
このやうな外観です。ここから少し歩いて道の駅に向かひます。
道の駅越後市振の関に着きました。コンビニのやうなお店で職場のパートさんへのお土産を買ひました。特に見所のない小さな道の駅でした。
道の駅から日本海を望みました。
再び駅舎に戻りました。さういへば、『おくのほそ道』にはこのあたりの記述がありますね。「一つ家に 遊女も寝たり 萩と月」、芭蕉の句です。
看板の裏は観光案内になつてゐます。
私の乗る列車まで時間があるので、駅舎の中で待ちます。
気が付いたら雨も止みました。
しばらく列車を待つてゐると、二人の若い男性がやつてきました。一人は地元の高校生のやうでした。
列車がやつてきました。直江津駅まで、ウツラウツラしてました。
直江津駅に着き、売店で食糧や飲み物を買ひ込み、一番線ホームに行くと、観光急行が待機してました。
行き先が市振駅になつてゐます。直江津駅から敦賀駅まで、この車両で三セク北陸観光急行なんてやつたら、玉川、絶対乗りますよ。
案内板はあるものの、急行列車にヘッドマークが付いてないのが遺憾であります。昨夜、413系で寝たので、今回は1号車の455系に乗ります。
散々ボックスシートに座つてきた玉川、ロングシートにしました。お便所に近い場所は匂ふのでボックスシート寄りに座りました。
車内の様子です。落ち着いてゐます。車内アナウンスで、「急がないで行くから急行」と上手いことを言ってました。
駅で購入した稲荷寿司をいただきます。親鸞が書かれてますが、私は彼を聖人などと思つたことは一度もありません。
五目稲荷でした。味は普通です。
有間川駅に近付きました。傘を振つて迎へてくれるおぢさんがゐます。ぬくぬくです。
有間川の港を通過して行きます。昨日から何回この景色を見てるんだらう…。
検察もとひ検札が来て、乗車記念をいただきました。ホリデーツアーパスは急行券を買はなくても乗れるやうで、検札から説明がありましたが、ささやかな寄付及び記念と思ふことにしました。
記念乗車証の裏はくずりゅうでした。
有間川駅の駅舎。素敵です。近いうちに必ずこの駅で降ります。
列車はトンネルの中を走行してゐます。筒石駅もアツサリ通過して行きました。
能生駅に着きました。ここでしばらく停車します。
ひさかたの天も青く、列車とよく合ひます。
能生駅ですが、こんな感じのひなびた景色です。
他の乗客も撮影にいそしんでゐます。夜行列車組もチラホラ。能生駅を出発し、糸魚川駅へ急行列車は駆け抜けて行きます。
楽しい旅も終はり、翡翠で知られる糸魚川駅に着きました。ここで急行列車を降り帰路につきます。職場のパートさんから、お土産は翡翠が良いといはれましたが調達困難で諦めました。変はりに翡翠羊羹を買ひました。
新幹線ホームから日本海が見えます。長良川鉄道、明知鉄道、そしてえちごトキめき鉄道。大好きな第三セクターの旅も間もなく終はります。
帰りは無機質な新幹線。はくたか562号です。車内はそれなりに混んでます。
通路側の席で、外の景色は見えませんでしたが、ホットアイマスクをしたまま寝落ちしました。さすがに玉川可奈子、四十代。夜行列車は堪へました。が、また走る時は乗りに行きます。

 最後までお読みいただき、ありがたうございました。

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