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えちごトキめき鉄道の夜行急行に乗つてきたヨ

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。

 まづは宣伝です。日本花卉文化株式会社さまのマガジンに以下の記事を書かせていただきました。

 併せてお読みいただけたら幸甚です。

 前回の筒石駅編の続きになります。

 昨年末、私はえちごトキめき鉄道の直江津駅で年越しをしました。さう、同社が運行する夜行列車に乗つてゐました。

 今夏も運行される、といふことで乗りに行きました。

 どうか最後までお付き合ひ下さいネ。

釜ぶたの湯を出て、ぬくぬくのまま直江津駅へ向かひます。ホームにはそれなりの乗客がゐますが、その中には明らかに夜行列車に乗るであらう鉄ヲタの姿も見られます。えちごトキめき鉄道のTシャツを着てゐる人も…。そのTシャツ、観光急行の硬券きつぷを印刷したものですが、欲しい…。
夜の直江津駅。可愛いトキテツくんが飾られてゐました。ぬくぬくです。玉川は、優しくて、可愛いものが好きです。
直江津まちなか水族館でしばらく魚を見て時間をつぶしてました。直江津には水族館もあり、いつか行つてみたいです。
二十一時半頃、受付が始まりました。受付で座席表や予定表、さらにお弁当、お茶、記念品のタオルや団扇などをいただきました。イベントと表示された列車に乗ります。ウキウキ。
五番線ホームに行くと、ゐましたよ〜。けふの宿です。ヘッドマークは掲示されてゐません。まづは、車内に荷物を置きに行きませう。
私の乗る車両は413系の三号車です。本当はロングシートに乗りたかつたのですが、売り切れてしまひました。
この二人掛けの席は学割シートです。寝るのには向いてなささう。
前に乗った時と同じく、ボックス席を独占します。意外に広いのですが…。結構寝辛いです。
車内の様子です。乗客のキャラは濃く、セーラー服を着たお爺さんや、むかしの旅風のコスプレをした人、鉄ヲタ親子、鉄ヲタ五人組など様々ですが良い味を出してます。
賽銭箱がありました。百円玉投げたら釣り銭出てくる人生が良いと柏手を打ちをろがみまつるも、バチにけつつまづくこともなく、膝をすりむくこともありませんでした。なるべくなら嘘はない方が良いですね。あゝ夢、夢、夢でけふも夜は更ける。
出発前にもう一度撮りました。やはり、ヘッドマークはありません。
車内にはスタンプもあります。折角なのでいただきました。
広告もむかし風です。
いただいた物です。タオルは年末にいただいたものと同じでした。折角の釜ぶたの湯の入浴チケットですが、明日は行けません。ぬう…。
二十二時になり、いざ出発!列車は急行だけあって速度を出してます。早速、お寿司をいただきます。新潟なのに江戸前とはこれいかに。
中は助六でした。巻き寿司は苦手ですが、美味しいです。お稲荷さんもよく味が染みてます。
列車はぬばたまの夜の妙高はねうまラインを走ります。すぐに二本木駅に着きました。
サボが着いてました。直江津ー市振といふ絶妙な距離が好きだつたりします。
外に出て駅舎を撮りました。素敵な駅舎です。
そろそろ出発します。スイッチバックして進みます。
濃い人たちが集まるものの、静かな車内。玉川、窓辺に寄りかかり、ぬばたまの闇の窓を眺めてゐました。かつての夜行急行、このやうな感じだつたのでせうか。むかしの旅のコスプレイヤーは、小さなグラスでビールを呑み、後ろの席の若者は鉄道談議に夢中です。
妙高高原駅に着きました。列車が停まるたびに、車内の人たちが降りて撮影を始めます。そして、妙高高原駅、涼しいです。「455系はクーラーが効かないよ」といつて玉川に声をかけてくるおぢさんがゐました。
折り返して直江津駅に着きました。ここでしばらく停まります。
お便所に行く時に、上から撮つてみました。
直江津駅での停車時間でジェラートをいただきました。お米のアイス、ださうです。どれどれ。
思つてゐたより美味しいです。ペロリとたひらげました。玉川、死ぬ間際に食べたい物は、アイスです。味はバニラです。
さらに飲み物もいただきました。ハイボール、日本酒、ビール、オレンジジュースを配つてゐました。玉川、ビールは呑めません。これは職場の方へのお土産とします。
行き先が変はるのが面白い。
富山駅行きになりました。他にも大阪駅などさまざまな行き先に変はりました。変はるたびにカメラを向ける人がゐました。
今回は、グッズ売り場や携帯電話充電用のコンセントはありませんでした。そして、前は社長(鳥塚亮先輩、現大井川鐵道社長)が来てくれたのに、けふはゐませんでした。それでも、旅は楽しいものです。
大阪行きになつてますね。そろそろ糸魚川駅方面へ出発します。列車に乗り込み、カバンを枕にして体をくの字に曲げて横になると、すぐに寝てしまひました。
目を覚ますと筒石駅でした。二時間半くらゐ寝たでせうか。あゝ眠い。
有間川駅のあたりでは、日本海の朝焼けが見えました。
無事に直江津駅に戻ってきました。楽しかつたナア。そして、この列車、これから妙高高原駅行きの始発になります。玉川、どうしたでせう。次回に続きます。

 最後までお読みいただき、ありがたうございました。

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