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鳴子温泉に行つてきたヨ

 いつもお読みいただき、ありがたうございます。玉川可奈子です。

 標記のとほり、今回は鳴子温泉に出かけました。鳴子温泉はたびたび行くところ、今回は一年ちよつと振りです。

 どうか最後までお付き合ひください。

 ヘッダーが何故猫なのかも、最後にわかりますよ。

旅立ちは東京駅。はやぶさ101号です。使用するきつぷは、週末パスです。週末パスはほんたうに便利なきつぷで、仙台や鳴子温泉へ行くのに役立ちます。
定刻に東京駅を出発したはやぶさ101号。車内で朝ご飯に、牛肉どまん中のカレー味と、森駅のいかめしをいただきました。さういへば、前回の青森への旅でも牛肉どまん中を食べましたね。
仙台駅で仙山線に乗り換へ、山寺駅に来ました。山寺こと立石寺は、かつておくのほそ道をめぐる旅でも記しました。数人の観光客が、山寺駅で降りて行きました。
まづは根本中堂を拝しました。二百円を払ひ、中に入れば、そこには不滅の灯明がけふもあかあかと燃えてゐました。また、今上陛下の玉体安穏を願ふ一文が書かれてあり、心を動かされました。
これから奥之院まで登ります。受付で三百円を納めて、いざたまへ。
この門をくぐると、一千段を超える階段が待ち受けてゐます。といつても、私は階段を登るのを苦にしないので楽しみです。
途中、芭蕉由来のせみ塚があります。
これがせみ塚です。なんだか、また『おくのほそ道』が読みたくなつてきました。
奥之院を拝して、開山堂まで来ました。暑いのですが、すがすがしいものです。
五大堂からの眺めはまさに絶景です。先ほどの山寺駅が見えますね。青々とした山々に、日頃の疲れと、登拝の疲れが癒やされる心地がします。
ところで、この五大堂は落書きだらけです。悲しい気持ちになりますし、絶対にやめませう。
再び山寺駅に戻りました。先ほどの五大堂があんなに小さく見えますね。見えますか?
仙山線の快速に乗り、仙台駅に帰ります。途中、秘境駅で知られた八ツ森駅を探しましたが見つけることはできませんでした。深い山々を越えると、仙台の街中に入ります。
仙台駅からる〜ぷる仙台に乗ります。観光名所をまはる周遊バスで、とても便利です。
「青葉通り、薫る葉緑」といふ「青葉城恋唄」の詩の美しさが伝はる青葉通りをバスは進みます。
青葉城に着き、いつもの伊達政宗像の前へ。
城の上から眺めてみれば、広瀬川の瀬音はけふもゆかしく、吹く風もやさしき杜の都でした。
仙台城の遺構を偲びました。
宮城県護国神社を参拝しました。玉体安穏を天壌無窮にお祈りし、護国の英霊に感謝しました。
再び仙台駅へ戻り、古川駅へ行きました。古川駅から陸羽東線に乗ります。キハ110系の二両編成が来ました。
ボックス席に座りました。
駅弁で遅い昼食です。米沢牛のすきやきよりも、鮭はらこめしが美味しく感じました。けふは駅弁ばかり食べてゐます。
大崎市へ向かふ車窓、さすがは米どころといふべきです。といつても、糖質制限中の玉川はあまりお米を食べません。それをいふと、観念的な保守(呆守)層から日本は瑞穂の国でお米を食べないのはどうのかうの言はれますが、無視です。
鳴子温泉駅に着きました。この案内図、結構好きです。ところで列車はかつて走つてゐたリゾートみのり。懐かしいです。
早速、本日の宿へ。前回と同じ姥の湯です。
部屋はテレビもアメニティもない湯治客のためのソレです。障子一枚で外と隔てられてゐるので、動きが筒抜けです。事実、お隣の部屋の咳払ひや缶を開ける音が聞こえてきました。
宿の温泉も良いのですが、いつもの滝の湯にも行きました。なんだかけふはお湯が熱い…。ぬくぬくを通り越して汗だくです。
お風呂から出ると、野良猫が車の下で涼んでゐました。滝の湯のまはりつてなんか野良猫がたくさんゐます。感じの良いお兄さんが、猫に餌をあげてました。宿に戻る途中、快速湯けむり号に手を振らうと呼びかけたポスターに心を打たれ、心身共にぬくぬくになりました。

 最後までお読みいただき、ありがたうございました。

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