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【北欧旅7日目-2】ストックホルムの旧市街ガムラスタンの絵本のような街並みと、雨、味噌ラーメン。

スウェーデン、ストックホルム中央駅から歩いて旧市街のガムラスタンへ歩いていくことに。


うっすら曇り空で風があり、めちゃくちゃ寒い。
防寒は最大限リュックに詰め込んでいるが、まだ全部着るのには早いだろう、我慢我慢。

朝早いためかまだお店が閉まっている

街並みがヘルシンキとも違って、その違いを感じるのも楽しい。
歴史ある建物がそこらじゅうにあって文化財の宝庫。

ヘルシンキは優しいパステルカラーに建物の形状もシンプルだったけど、ストックホルムは少しデコラティブで重厚感がある。
少し濃いめのカラーで、屋根が黒いのも特徴的かもしれない。


かわいい!絵本の中みたい
スウェーデンといえばダーラナホース

ガムラスタンは観光地化していて、日本人もちらほら見かけるし、観光客がたくさんいる。
お土産屋さんもたくさんあるので賑やか。


いかにもなお土産屋さん

北欧ってデザインリテラシーが高いイメージだったけど、お土産屋さんを覗くと程よくダサくて(失礼)、なんかすごく落ち着く。笑
STOCKHOLMとかデカデカと書かれたTシャツとか、スウェーデンの国旗のマグカップとか、ベタな感じが面白い。


ボルボといえばスウェーデンですよね


多分有名なフォトスポットなんだろう


かわいいしかない!何この建物。

どこもかしこも素敵、なんだけど。

今回の旅で初めて観光地っぽい場所に来て気づいたけれど、私、観光地にあまり興味がない…!
銅像とか、教会とか、伝統的な建物とかの解像度が低すぎて「全部素敵!」程度の語彙力になってしまう。

観光している人々を眺めながら「あ、あそこみんな写真撮ってるからなんか有名な場所なのかな?」とか「楽しそうでいいねえ」と目を細めたりだとか、そういう楽しみ方をしている。
(深めようとはしない)


港が見えてきた
なんかの像(調べる気もない)
船がある景色もいいですね

なぜかこの港のあたりで、完全なる全裸で体を拭いている男性がいた。
思うに、海から上がってきた感じだったけど。。
え?めちゃくちゃ寒いよ、今。


石畳の道がとても雰囲気が良くて
何やらたくさんの人がいるぞ?!
狭すぎる小道!

一番狭い小道、的な観光スポットらしい。(名称失念)
すれ違うのが困難なくらい狭い道を通ってみたけど「狭いですね!」という感想しか出なかった。笑
観光スポットってそういう感じだよね。
きっと、誰かと一緒に来たら笑い合えるんだろう。

ガムラスタンは歩いて回れるような小さな島みたいな場所。
どこ歩いても素敵な景色なので飽きない。

と、思ってたら、見慣れたマークを見かけたぞ!

俺たちのセブンイレブン

そういえばフィンランドではコンビニを見かけなかったけど、ストックホルムにはあるのか。
旧市街に似つかわしくないネオンカラーではあるけれど、なんとなくいつも見慣れたお店があるのは安心感がある。入ってみることに。


何屋ですか?ここは。

え。
全然見慣れたお店じゃなかった。。

セブンイレブンってコンビニだよね?
大量のバナナ、右側の棚は全部キャンディーです。(そんなに需要あるの?)
あと、ドリンクが無造作に置かれすぎ。


デカすぎるカップに一人笑う

青い液体はなんですか。。

炊飯器みたいなのはどうしたらいいの?
ツッコミどころが満載の店内が楽しすぎる。

焼きたてパンを購入

日本だと肉まんとか揚げ物とかあるのと同じ感じで、レジ横には焼きたてのパンがいっぱい並んでいた。
寒かったのでパンとドリンクを買って、店内のカウンターでしばし街を眺めながら朝食を食べる。


postnord 宅配便の車がブルーのフォルクスワーゲン


POLISはネオンカラーのボルボ


真っ赤なボルボのトラック
俺たちのルノー カラーリングがはっきりした車が多いね
派手ですね〜〜好き!(こちらは旧市街ではなく駅近く)

働く車がとにかくかっこよすぎて、見るたびに興奮。
当たり前だけど欧州車がほとんどで、眼福である。

欧州車好きの夫から「車の写真を撮ってきてくれ!」とのことで毎日いっぱい撮って送っている。
夫からは旅には興味がないが、現地の車には興味津々なのだ。


カモメみるとフィンランドを思い出す


多分有名っぽい場所 奥はストックホルム市庁舎


橋がたくさんあって見慣れない風景

ストックホルムは水の都と言われているくらい、入江がたくさんあって、少し歩くと水辺に出る。
橋もたくさんかかっていて、自分の暮らしの中では見たことがない景色で楽しい。

寒い中、旧市街をたくさん歩いたので、ストックホルムの駅の方へまた歩いて戻ることに。


旧市街と街の間のゲートみたいな感じ?
いい顔してますね


街中に戻ってきた。
さすがにビルなども増えてきて、都会っぽい感じに。

っていうか雨が降り出した。。

そこで気づく。
私、せっかく友人に傘を借りたのにスーツケースに入れっぱなしにしてきてしまった。
ああ。。。
リュックにはウインドブレーカーくらいしかない。

とりあえず雨宿りできるところを探す。

ライオンの近くにフライングタイガーが!

お店が立ち並ぶショッピングエリアの一角、フライングタイガーへ。(デンマーク・コペンハーゲン発のお店)

旧市街で水を買いたかったのだけどどこも高いなあと思っていたら、穴場的にフライングタイガーの水が安かった!
ありがたい。。

結構な大雨になってきたので、雨宿りしながらランチできるところを探す。

すぐ近くにおしゃれなカフェを見つけたので入ってみる。

コワーキングスペースもあったりする広いカフェ


冷え切った体にスープは最高!

あったかい具沢山のスープ、焼きたてのパンにはその場でチーズを削ってかけてくれた。美味しい…!
紅茶と甘すぎるキャロットケーキもついてきて、135SEK(2000円程度)。

窓越しに街ゆく人たちを見ながら雨がおさまるのを待つ。


やっと晴れてきた。
とにかく今日はストックホルムの街をたくさん歩いて楽しもう。

マルシェっぽいのがいろんなところにある
私の大好きなゆりかもめちゃん


結構都会。人も多い。


ビルの壁面に電光掲示板


標識多すぎない?日本みたい

ストックホルムに来て、改めてヘルシンキの街の「何にもなさ」がすごいなあと思い出した。
こういう標識がヘルシンキはとても少なかったのだけど、ストックホルムは日本並みに多い。(日本もめちゃ多いですよね)

昔ながらの雰囲気のある建物と、派手な標識や看板のコントラストが面白い。


ヘルシンキより色合いが濃い建物が多い気がする
どこを切り取っても絵になりますね


また発見したセブンイレブン

古い建物がたくさんあって、旧市街じゃなくてもストックホルムの街はとてもトラディショナルで美しいのに、セブンイレブンだけが完全に乱してくる。
(だいぶモヤモヤする!)

これに関しては景観配慮とかないのかしら。
セブンのことは大好きだけど、なんか悔しい。


と思ったら、電光掲示板もなかなかに主張が強い。

宮殿みたいな建物の横でこれ


広告が変わりました。派手!

宮殿みたいな建物と、電光掲示板のネオンカラーのコントラストが最初は違和感でしかなかったけど、これはこれで謎の未来感もあって良い気がしてきた。

近代的なビルと古い建物が混在する街並み


歩いているうちにまた雨が降ってきた。

原色使いがおしゃれなインテリアを結構見かけた


雨がひどくなって屋内市場へ駆け込む。
(市場?うそうそ、宮殿ですよね?って雰囲気の建物)

こんな煉瓦造りの市場、良すぎる…
中のインテリアも美しい!照明の使い方も。


エビ食べたかったけど寒いから無理


ここも観光地なのかめちゃめちゃ賑わっている


全部食べてみたい!ってものばかり

市場はとても賑やか。

何か買いたかったけど寒すぎて頭が回らず。
持ち帰りのデリ1食分で150SEK(2250円)、ランチをそこで食べると250SEK(3750円)程度必要。
ストックホルムでは普通なのか、観光地だからなのか…。
なんとなく躊躇して眺めて終わる。


傘をささない人々

ヨーロッパの人は傘ささないネタは定番ですが実際そう。
さしてる人ももちろんいるけど、小雨程度であればなんとなく濡れたまま過ごしている。

私も傘がそもそもないのでヨーロッパスタイルでバス停に移動することに。


結構な大雨になってきた

バス停...屋根がない...。
近くの建物に雨宿りの行列ができていたのでそこに並ぶ。

フェミニズム系のデモ


デモ車がダンスミュージックを鳴らして、何か水分っぽいものをめちゃくちゃ撒き散らして走ってる。
もう、なんか街がうるさい。笑

雨すぎて街中でのんびりできないのと、朝から結構歩いて疲れたので図書館へ行くことに。

立派ですね
圧巻の景色


ぐるりと円形に書架が並んでいる
JAPANSKA=日本の棚もあった。セレクトが謎!


ここはストックホルム市立図書館。
円形の書棚が美しい、アスプルンドさんの設計。

雨の日とか、困った時は図書館へ行けばいい、と、ヘルシンキにいる友人も言っていた。
本を読むだけじゃなく仕事したりカフェでお茶したりもできる、図書館は旅人にも優しい場所。


トイレは有料です

図書館のトイレは有料、100円程度。
クレジットカードで決済すると扉が開く。
時々、こういう有料トイレがあるね、ヨーロッパ。

基本的にキャッシュレスで無人なんだけど、ストックホルム中央駅は、なぜかトイレのお金徴収おじさんがいた。
キャッシュレスの国なのにそこ人間必要なんだ、と思った。謎。


鐘を鳴らす人物は…?

結局閉館までゆっくり過ごした。
閉館の合図は鐘の音。ゴーンゴーン。
キャッシュレス、古い建物、斬新な電光掲示板、鐘の音...。
古いものと新しいものが混在しているのがユニークな街。


突然宮殿みたいなの出てくるのは、日本でいう寺にぶち当たるみたいな感じか?


パンが欲しいスズメたち
またですよ!いい加減にして!セブンイレブンさん!


なぜ路駐がこんなに絵になるんだ


図書館を出て、ストックホルム中央駅に向かう。
まだ雨が降っている。

気分はラッパー

傘もないので、ウインドブレーカーをかぶるしかない。
全身真っ黒でなんかアレでしたけど、雨の中良く生き抜きました。
なんとなくレベルアップした気持ち。


お腹が空いたのと、いい加減ヨーロッパの味付けに飽きてきて、どうにかあったかい日本食が食べたいと思い、ストックホルム中央駅付近で探す。

フィンランドもスウェーデンも美味しいんだけど、気軽に食べられるものがどうしてもサンドイッチとかスープとかちょっとしたデリとか、基本の味付けが塩と胡椒とハーブみたいな感じで、なんていうか、単調。

せっかく海外に来たからには日本食以外のものを食べたい、現地の食事を食べたい、と、思っていたけれど、そんなことはもうどうでもいい。
味噌か醤油をくれ!という気持ち。

寿司のお店見つけた!
ナイス!ラーメンもあった!

そしてとうとう私はジャパニーズ味噌ラーメンに辿り着いた。
やった〜!

醤油はおそらく寿司用

雨にぬれて冷え切った体をラーメンで温める。
めっちゃ美味しかった。

脂控えめの味噌スープが飲める飲める。
焦げ目の香りが程良い甘めのチャーシューに本物のメンマもありがたい。
生き返りました。

日本食というよりアジアンフードのお店でした、Holy Monkey。



駅の中のデザインも素敵

お腹も膨れて、あったまったので、今日のお宿へ。

今回もまた、Airbnbで予約したので楽しみ。
素敵なホストと、フレンドリーな猫がいる、めちゃめちゃかわいいおうちで過ごした日記は次回に続く。


こんな家、本当にあるんだね


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