かなこ

OLです。趣味は自然観察、ピアノ、読書、カフェ巡りなど。

かなこ

OLです。趣味は自然観察、ピアノ、読書、カフェ巡りなど。

最近の記事

インド•モルディブ旅行記⑨

朝5時半に起き、6時にホテルをタクシーで出発。  7時頃空港に着き、無事シンガポール行きの飛行機に搭乗。 9時過ぎにシンガポールに着き、インド人街に行きかけるも、乗り継ぎ時間がタイトなためやむなく諦め、シンガポール1のディープスポットと言われるゲイランのあるアルジュニード(Aljunied)駅に向かう。 11時半頃アルジュニード駅に到着し、歩いてゲイランに向かう。  インド料理店でマレー料理が食べられそうなので、ランチに入ってみることに(味の予想つかなすぎる…)。 チャ

    • インド•モルディブ旅行記⑧

      昨日からの風邪っぽさがイマイチ抜けないまま、10時にチェックアウトしてクアラルンプール空港へ。 なるべく早い日程で、なんとか無料で、成田でなくとも日本のどこかに、直行便でなくても行ける便に振り替えられるよう交渉。 すると、明朝出発しシンガポール経由でその日の夜に羽田空港に行く便が1席確保できた。 土日の予定は潰れることが確定したものの、ひとまず仕事はそれほど穴を開けずに済みそうで一安心。 昨日インド料理店のオーナーにお使いを頼まれていたインドスイーツを探しに、ブリックフィー

      • インド•モルディブ旅行記⑦

        朝、喉の痛みと倦怠感を覚える。 どうやら旅の疲れとマレーシアの気温差に風邪を引いたようだ。 ※マレーシア(クアラルンプールとペナンしか行ったことないけど)はこの時期、外は愛知並の日差しと蒸し暑さなのに対し、中は日本以上にエアコンがガンガンに効いていて寒いくらいなので、厚手の羽織ものがあると便利です。 二つあるインド人街のもう一つ「ブリックフィールズ」を通って空港へ向かう。 結果、南インドに戻ってきたかのような密度のあるインドタウンだった。 特急電車でクアラルンプール空港

        • インド•モルディブ旅行記⑥

          早朝7時過ぎにクアラルンプールに到着。 むわっとした湿度のある熱気に襲われ、日本に近づいてきたのを肌で感じる。 1時間後には成田行きの飛行機に乗り継いでいるはずだった。 が、台風のためその便は結構となり、明日の便に振り替えるとのこと。 やむなく急いでホテルを探して予約し、一日観光する時間ができたのでバスと電車を乗り継いでクアラルンプール市街地へ向かうことに。 Nilaiを目指すべく、ローカルバスに乗って出発を待っていると、乗客と思しき中国系の女性に早口の中国語で話しかけられ

        インド•モルディブ旅行記⑨

          インド•モルディブ旅行記⑤

          朝8時に、朝食がてらドービーガートツアーの待ち合わせ場所のカフェへ。 とてもフレンドリーなおじさまが、にこやかにもてなしてくれる。 しかし、フルーツの盛り合わせを頼むも、20分待っても来ず、これでは8時半の待ち合わせに間に合わないのでテイクアウトすることに。 確認してもらったところ、とっくに用意できていたのに配膳するのを忘れていたらしいw あまり悪びれずに笑いながら配膳され、こういうゆるさがもっと日本でも広まるといいなあと感じた。 しかしむろん5分でこの量は食べられないため

          インド•モルディブ旅行記⑤

          インド•モルディブ旅行記④

          朝6時半にホテルをチェックアウトし、7時発のフェリーでマレへ。 前日にローカルマーケットで買ったクラッカーとオレオのようなものを食べて酔い止めを飲む。 昨日のジェットコースターみたいな揺れがもう一度あるのか…と少し憂鬱になっていたが、行きほどは揺れず(行きを10とすると6くらい)、2時間ほどでマレに到着。 揺れる船の中で琥珀色のチェコガラスのイヤリングを片方落としてしまい、隣に座っていた中国系カップルも探すのを手伝ってくれたが見つからず、泣く泣く諦めることに。(落とすリスク

          インド•モルディブ旅行記④

          インド•モルディブ旅行記③

          8時にホテルのビュッフェで朝ごはんを。 10時に出航予定のディグラ行きのスピードボートは速い代わりに非常に揺れるらしいので、いざという時楽に吐けるようジュースを多めに飲む。 船にかなり強い成分が入ってるらしい酔い止め「アネロン」を乗船30分前に飲んで(直前に飲むと効く前に酔ってしまうかもしれないため)、ホテルをチェックアウト。 (参考:https://www.ssp.co.jp/product/all/annys/) ところでモルディブのお金(ルフィア)って水彩画みたいな

          インド•モルディブ旅行記③

          インド•モルディブ旅行記②

          ホテルではゆっくり起き、9時頃朝食会場へ。 と、よりどりみどりの見覚えのあまりない南インド料理達のビュッフェを前に、一気に異国の風が吹きつけてきました。辛みと旨みが絶妙なバランスで、しかもそこまで脂っこくないので、割といくらでも食べられちゃいました。(そういえばこの前北インド旅行した時は日程に余裕なくてあまりゆっくり朝ごはん食べられなかったので、機会があれば北インドのホテルの朝食も食べて南北インドの食文化を比較してみたい) ホテルをチェックアウトし、10時頃ティルヴァナンタ

          インド•モルディブ旅行記②

          インド•モルディブ旅行記①

          2024年度のお盆休みにインドとモルディブに行ってきました。 8月11日早朝の新幹線で成田空港に向かい、クアラルンプール行きの飛行機に乗るはずが… 宮崎での地震の影響で新幹線がノロノロ運転中とのことで、これは飛行機に間に合わないかもということで急遽浜松発の夜行バスを予約。 終電で浜松に降り立ち、バス停わかりにくいところにあるなあ…とぼんやり歩いていたら、改札へ向かう階段でまさかの職場の後輩に遭遇! 飲み会で終電だったそうな。 彼と途中までだべりながら蒸し暑い空気の中でバス

          インド•モルディブ旅行記①

          Nick Kamenのこと

          最近、Nick Kamen(ニック・ケイメン)のヒット曲"Each Time You Break my Heart"に魅せられている。 彼はイギリスの歌手だが、エルビス・プレスリー似のエキゾチックな顔立ちを活かしリーバイスのモデルとしても1980年代を中心に活躍した。 何かとても尊くて美しいものがすぐ目の前にあるのだけれど、触れると壊れてしまいそうで、あるいは自分が痛手を負いそうで、見つめることしかできない、そんな切なさを感じる。 晩冬の金色の陽光の中で透明な液体に溶け去っ

          Nick Kamenのこと

          優しい季節は去って

          春が、換気のためにしばらく開けていた窓から、ある日去っていったようだ。 気づけば、明るい黄緑色だった街路樹は、濃い緑色になって生い茂っている。 卵色だった日差しは、白く強い光となっている。 遠慮がちだったインドカレー屋さんの店員さんの接客は、ざっくばらんになってきている。 少しずつ、季節も、私の時間も、濃く深くなっている。 去年くらいまでの私なら「またあのなついあつ…いや暑い夏かあ」とうんざりして引きこもり生活に入っていたけれど、今年(から)はもっと精力的に動いていきたいと

          優しい季節は去って

          夏の日差しのような眼差しが

          両親が週に一度、地元の港に来た船員さんをもてなすボランティアをしていて、それによく付いていっていた。 そこはフィリピン、インド、ロシア、トルコ、中国、ギリシャ等色々な国からの船員さんが来る場所で、現地の話を色々と聞けて、大人なら楽しめるかもしれない。しかし私は小学校中学年で、挨拶程度しか英語は分からず、外国への興味や知識も乏しかったので、もっぱら備え付けのピアノを弾いたり片隅で古い写真集を読んだりしていた。   そんな中、突然超絶フレンドリーなインド人船員さんが現れた。 しか

          夏の日差しのような眼差しが

          私がインドに魅せられている理由

          今、外食の8割近くをインド料理が占めている。 暇さえあればインドの画像をインスタで漁っている。 頭の中でヒンディー語の単語を反芻している。 年末年始にインドに行ってからというもの、インドがどんどん私の中に入ってきてる。 それは、何故だろう。 カンボジア旅で見たアンコールワットやトゥールスレンのように歴史に心を動かされたわけではない。 アリゾナの砂漠やロッキー山脈のように雄大な自然に心躍らされたわけでもない。 道にはゴミや動物の糞が散乱し、人々はしょっちゅう唾を吐き、衛生状態

          私がインドに魅せられている理由

          努力や没頭の先にあるもの

          努力した経験。没頭した経験。 それがいかに大切か、最近やっと言語化できてきた気がする。 初めて化学に出会った時、自分が流れ星になったような錯覚を覚えた。 色とりどりに彩色された迷路のような世界で、一心に自分の未来だけを選んで走る一筋の光。 天高く輝こうとする意志。 それまで人に依存しがちで根無草のようだった自分が、「自分」に集中できた瞬間だった。 しかし、あまりに未熟だった私はこの感情の尊さに気づかず、化学から遠ざかることとなり、25歳までの数年を元通りの自分であてもなく

          努力や没頭の先にあるもの

          トカゲのイメージが覆された日

          私がトカゲをこんなに好きになったきっかけは、保育園児の時にミクロネシアを旅してからだ。 それまで北国育ちだった私は、小さなカナヘビとミシシッピアカミミガメ以外の爬虫類をろくに見たことがなく、「なんか小さくてひんやりしたやつ」以上の感情は持っていなかった。無機物と同じ存在だった(無機物をこよなく愛してる人には申し訳ないけれど)。 しかし、南の島で見たトカゲは、何という種類のトカゲだろう、チューブから出したままの絵の具のように鮮やかな緑色で、当時の私が両手で持つのがやっとなくらい

          トカゲのイメージが覆された日

          自分を救ったもの

          数年前まで、自分のことが大嫌いで、陰や闇から逃げることばかり考えていた。 今でも、自分の一番好きなもの大切にすべきものから目を背け続け、心の底からワクワクしたことも身震いするほど感動した記憶もなく、心が緩慢で絶望的な死に向かっていた16〜25歳頃までの日々で私は何を得たのか、若い間の約10年という決して短くないあの年月がどういう意味を持つのか、よくわからない。 ただ一つ思うのは、二度とあんな風に自分を嫌いになり否定し続けるような生き方はしたくない(成長しないし何より自分が辛い

          自分を救ったもの