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インド•モルディブ旅行記⑤

朝8時に、朝食がてらドービーガートツアーの待ち合わせ場所のカフェへ。
とてもフレンドリーなおじさまが、にこやかにもてなしてくれる。
しかし、フルーツの盛り合わせを頼むも、20分待っても来ず、これでは8時半の待ち合わせに間に合わないのでテイクアウトすることに。
確認してもらったところ、とっくに用意できていたのに配膳するのを忘れていたらしいw
あまり悪びれずに笑いながら配膳され、こういうゆるさがもっと日本でも広まるといいなあと感じた。


3人分くらいありそうな量来た。

しかしむろん5分でこの量は食べられないため、半分ほどはテイクアウト。

トイレに行っている間にツアーのガイドが到着していた。
笑顔が爽やかで誠実そうな好青年で、少し訛りのある流暢な英語で案内してくれた。

牛いた

最初の目的地、ドービーガートへ。
ここは大規模な洗濯場で、地方に妻子を残し出稼ぎに来た男たちが低賃金で働いているが、立地が良いため政府が土地を買い取って高層ビルにする構想が練られているのと、洗濯機が普及してきて需要が減ってきているので、将来的には縮小か消滅するかもしれないらしい。

クリップを使わずに綱の網目で洗濯物を止めています

確かに、高層ビルに囲まれた中での洗濯場は、かなり違和感があった。
もし雨が降っていた場合はすべてが覆い隠されて見えなくなっていたらしいため、晴れていて良かった(8月は本来雨季なのだが、なぜか私が訪問した数日間は全然雨降らなかった)。

その後ダラヴィスラムへ。
ここは個人情報保護の観点から写真は撮れなかったため、興味のある向きはネット検索いただくか、直接現地へ赴いていただくことをお勧めする。
ここは、今回の旅行で一番印象に残り、かつ色々考えさせられた場所だった。
それまでスラムというものに足を踏み入れたことのなかった私は、スラム=汚い、こわい、危ない、といったマイナスのイメージで、服や靴が汚れたりカメラや携帯を盗まれることを危惧していた。実際、世界にある「スラム」と名のつく場所は大体そうであろう。
しかし実際足を踏み入れてみると、清潔とは言い難いものの、北インドに行った身からすると想定の範囲内だったし、子供たちは親しげに話しかけてくれるし、大人たちも目つきは悪い人が一定数いるものの、フレンドリーとまではいかずとも危害は加えてこなそうだったし、危険はほとんど感じなかった。友人も、「ケニアのスラムに比べれば全然大丈夫」と言っていた。
また、スラム内はイスラム教徒エリア、グジャラート人エリア、タミル人エリアと民族や宗教によって居住地が分かれており、それぞれに標識(?)の文字も人々の服装や顔立ちも異なっていたのが、本当に「街」って感じがして新鮮だった。
ダラヴィツアーに住む子ども達に教育の機会を与えようと多くのNPOが奔走しているらしい。
教育を受ける機会をすべての子ども達に与えることはとっても大切だけれど、広く教育が普及した結果、供給や価値が失われる職業もあるのかなぁ…といささか複雑な気持ちになった。帰国してからの宿題が、沢山できた。インドの経済の中心地であるムンバイは再開発の中で、大きく揺れているようだ。

ツアー終了後、ホテル近くのマクドナルドへ。
若い人、特にインテリな感じの人が多く、洗練された雰囲気。
味はほんのり辛いけれど、割とどこにでもありそうな感じの美味しさ。

マックの看板
チーズをしこたまかけたポテト
フライドチキンバーガー

トイレは、店舗を出て、ビル内の共用のところにあるとのことで…

適当な案内w

トイレから出ると、目の前に" Jaipur"の文字が。
ジャイプールに興味のある私がそちらに吸い込まれそうになっていると、隣のお店のお兄さんがキラキラした目でしきりに自分のお店のモノを売りつけようとしてくる。

シンギングボウル、店員さんはとっても綺麗に鳴らすのに私は一向に鳴らない…
ポーカーフェイスで色んなものを売りつけようとしてくるけどなんか憎めない店員さん

鉄と貝殻で出来たお財布を購入し、お店を後に。
インド料理店にあったらテンション上がりそうなものの多いお店でした。

その後、歩いてサリー店"Queens Emporium"へ。
そこまでの道もなかなかドラマでした。


トラックの荷台にお兄さん
通りがかったバス停の受付(?)のおじさまと
うちはイタチ!?
鬼滅の刃Tシャツ
ジューススタンドのジュース、クミンみたいなスパイスと塩気が効いて美味しかった。
病院の塀に描かれた絵がちょっと怖い
犬達が道端でくつろいでた

そうこうしているうちにサリー店へ。
店員さんや他のお客さんは皆フレンドリーで親切で、頼んでないのに待ち時間に色々試着させてくれて、アットホームで楽しいひと時でした。


このサリーを購入
ラジャスタンのお姫様みたいな華やかなサリー
シックで日本にはあまりない配色のストール
謎のセクシー目な服を試着させてくれた
仕立てるために採寸

採寸を頼んだところ、当日中には難しいとのことで、日本まで郵送してもらうことに。
採寸と郵送の代金でサリーと同じくらいお金かかった…。

その後、チョウパティビーチ沿いを歩き、ホテルへ戻る。
ムンバイ中の生活排水が流れ込んでるので絶対海水浴しないほうがいいとガイドさんに言われたが、それも納得の濁り具合だった。

ゴミはそんなにないけど水は茶色い
現地の若者とセルフィー
ホテルでオリジナルドリンク(名前忘れた)。
上品な青汁みたいな味
サーモンのグリル、結構ニンニク効いてたけど洋風の味
タージマハルホテルから見たインド門
タージマハルホテルのレストランの内装。サービスも内装も味も全てが高水準だった

19時過ぎにホテルを出発し、23時25分発のフライトに間に合うよう空港に向かうべくタクシーを拾うも、独立記念日(8月15日)の前夜だったせいかかなりの渋滞で一向に進まず、やむなく地下鉄と電車で向かうことに。

チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅に着き、チケットを買おうとするも、結構な行列で…

それでも15分くらいで買えた

ガートコパールへ電車で向かい、さらに地下鉄に乗り換えてエアポートロード駅へ。
駅から空港へはタクシーを拾う。
すると、どこからともなく現れたおじさん(この辺りを取り仕切ってる?それともただの通りすがり?)が窓から当初の値段の倍近くの値段を払えと言ってくる。
彼の後ろでは通りすがりと思しき別のおじさんが、屋台で買ったらしきベルプリ(インドのスナック)を食べながらこの状況を見物している。
イラッとしつつも北インドっぽい騙し方に懐かしさを感じ、「彼(運転手さん)はこの値段でいいって言ったから、この値段しか払わない」と突っぱねて出発。

なんとか出発2時間前にはチャトラパティ・シバジ・マハラジ・インターナショナル・エアポートに着き、定刻通りクアラルンプールへ離陸。
しかしその後、事態は思わぬ展開に…。

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