“計画的に” “親になる” “センター”
何気なく手に取った雑誌で、womenやparenthood healthといった言葉が目に飛び込んできたページがあったので、読んでみた。
普段気にしている、興味があることは、アンテナにひっかかるように、惹かれるみたいだ。
Marie Claire, April 2019
アメリカのカリフォルニア州、Altadeneにある
Planned Parenthood Health Centerの
所長になったLeana Wen医師の
半生と信念についてのページ。(p74-75)
Planned Parenthoodは、アメリカの非営利団体(NGO)で、主に望まない妊娠による中絶、望まない出産の防止、性感染症予防、性暴力の防止、家族計画、不妊、ジェンダーに基づく暴力対策などに力を入れているという。
高額な保険料を払う事のできない人や、低収入の人のためのサービスを主としている。
妊娠や出産に関わる健康は
実は貧困や低教育、地域での孤立といった社会問題と関連していて、
『お金がないから病院にいけない』
『誰を頼ったらいいのかわからない』
と、自分で自分の健康を決める権利があると知らぬまま、その権利を守る支援を知らず、受けないまま過ごすことは、
メンタルヘルス、中絶、薬物中毒、犯罪といった問題にもつながっていく。
Wen医師は、両親が移民としてアメリカで苦労し、適切な医療が受けられなかったこと、
自身が10代に望まない妊娠をし、学業を諦めなくてはならないと言われ、不安な恐怖を抱えてplanned parenthood centerを訪れ、情報提供と支援によって安心したこと、
医師として働きながら、
アフリカンアメリカンや移民に対する地域の取り組みを学ぶといった経験を経て、
所長になったという。
Wen医師の言葉がすてきだなとおもった。
“For so many parents who come to us, we are their only source for care.
I wanted people to know what they can count on us for.”
“私たちのもとにくる親になる多くの人にとっては、私たちは唯一ケア提供できる人たちです。
そのような人々に、彼らは私たちを頼ることができると、知ってほしいのです”
“Parents are not trying to make a political statement.
They are trying to get care.”
“親になる人は、政治的な声明がなされることを望んでいるわけではありません。
ケアを受けることを望んでいます。”
制度も必要だけれど、
それを実際にどうするか、という行動を起こしてくれる人、実際に関わってくれる人と場所が必要だということだ。
文中にはbirth-controlやplanned pregnancyといった意味の印象がつよく、日本語にすると
出産管理、計画妊娠というように、
意味が正しく伝わりにくい表現がいくつかある。
日本では、望まない妊娠や、性感染症、家族計画の話というのは
なんとなくの表で話しにくいことのまま、ぼかされてしまったり、
低教育や、貧困は個人の問題といわれたり、
そのような人への支援を、上から目線だ、と非難したり、
情報を知るべき人へ、必要なケアがある人へ、
今ある支援も届いていない、知られていないのかもしれないな、も思う。
Planned parenthood center は、日本なら
DVや性感染症の無料電話相談や、
保健所や保健センター、保健室などが
あてはまるだろうか。
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