見出し画像

お金の循環では得られないもの ~第1回ぐるぐるマーケットのリポート~


不要品を無料で持ち帰ることができるギフトスタイルマーケット

初秋の心地よい日曜日、玉川野毛町公園拡張エリアにて、家庭で不要となった日用品を無料で出品するマーケットを開催しました。

雨天で予定が順延になり、実際には10/6に実施されました。

世田谷区にある、玉川野毛町公園の拡張事業は、住民参加型の公園づくりを実践していて、自分はこの取り組みに1人の区民として2021年から参加しています。
この取り組みには、パークらぼと呼ばれる住民プロジェクトがあり、そこでは複数のメンバーが、新しくできる公園でやってみたい事を実験的に推進する活動グループを立ち上げています。
私は、公園をハブにしてこの界隈を循環型地域にしていきたい!という野望?があり、「チーム循環」という活動グループを作り、コンポストを活用したガーデニングや、地域の参加者の方々の知恵や知識を循環させるためにワークショップなどを行っています。

日用品のコーナーだけでなく、キッズチームと近隣保育園にもご協力いただき、絵本や子供用品のコーナーも設置。絵本はその場で読んでくつろぐこともできるスペースを用意しました。

過ごしやすいお天気で快適な日曜日♪

お金の代わりにメッセージを交換

お金ではなく、メンバーと地域の方々との気持ちを交換したいと思い、オリジナルのメッセージカードを作成しました。

オリジナルメッセージカード 1アイテムに1枚、このカードを添付して出品

出品するメンバーは、左側の吹き出しに品物の背景やおすすめコメント、ちょっとしたエピソードを記載。受け取ってくださる来場者の方に、右側の吹き出しに返事を書いていただき、そのカードを回収させていただいたのです。

どれくらい品物が集まるかな?来場者はどれくらい来るかな?ぜんぜん品物が旅立っていかなかったらどうしよう。。と、初めての試みに不安と期待でドキドキでしたが、たくさんの来場者の方々で賑わい、いろんな会話も生まれて本当に嬉しいイベントになりました!

何度もいつまでも読んでいられる、なんだこれ。。。泣

そして、集まったたくさんのメッセージカードには、温かい言葉がたくさん。(写真はその中のごく一部です)
フリマアプリで出品したり、セカンドハンドショップに持ち込むなど、中古品の処分の仕方もいろいろ便利な世の中になりましたが、お金に代えるのとは全く異なるよろこびがあり、今まで体験したことがない、ジンワリした感激が胸にひたひたと沁み渡って、自分でも少し驚きでした。

なんでしょうこれ。。もう何回も読み返しちゃう。そしていつまでも眺めていられるんです。笑
左右のメッセージが合わさって、何かひとつの物語になってるというか、コインの表裏とか、卵のカラの上下みたいに、片割れと片割れがカシャっと気持ちよく組み合わさっているような、なんとも言えない面白さがある、独特なコンテンツが生まれました。誰かの不要がだれかの有要になる。そのマッチングがこんなにも心地よいなんて、、、! 不思議に心が整う感覚。

「次回はいつですか?」「自分も出品したいです!」

そんな嬉しいお声がけもたくさんいただいたので、またぜひ第2回も実現させたいと思っています。今度は、植物のぐるぐるマーケットもやりたいね♪ なんてメンバー間でも話していたので、それぞれのお宅で育ちすぎて株分けした観葉植物や、もうお世話できそうにない鉢植えとか、そういうのもぐるぐる循環させたい!今回は試験的な実施だったので、パークらぼメンバーが持ち寄った品物が中心だったのですが、メンバー以外でも出品できるような工夫を考えたり、たくさんの人たちに品物を活用していただける工夫も考えたいです。

私たちは「チーム循環」です

玉川野毛町公園をハブとして、この地域一帯で循環型生活が実現することを目標に活動している、私たち「チーム循環」は、今回のようなマーケット以外にも、生ゴミ堆肥を活用したガーデニング活動を定期的に行っています。

半径数キロのコミュニティに、いろーんな種類の"もったいない"があって、それらをグルグル循環させたら、なんか今よりご近所が楽しく気持ちよくなるんじゃないかなぁって思いで始めたこのチーム。引き続きみんなとぼちぼち活動してゆきたいと思います。

インスタグラムにも活動予定を投稿していますので、ぜひチェックしてみてください!メンバーは常時募集中。活動参加も時間がある時だけで良いゆるゆるとしたチームなので、興味ある方はぜひお問い合わせください♪


いいなと思ったら応援しよう!