心のモヤモヤの正体とアイデンティティ。
ちょっとコーチらしく専門的なことも綴ってみようと思います(*´ェ`*)
心がモヤモヤする時がある。
誰にだってあると思う。
では一体、心がモヤモヤする時、どのようなことが起きているのか。よくあるパターンの1つに複数のアイデンティティが絡み合っている、というものがあります。
これはどういう事かというと、
女性なら母親として、娘として、妻として、姉として「こうあるべき、こうありたい」
男性なら父親として、息子として、夫として、弟として「こうあるべき、こうありたい」
仕事において、医者として、社長として、部長として、上司として、部下として、職人として、警察として、公務員として...「こうあるべき、こうありたい」
そしてイチ個人として
わたし山田花子(仮)はこういう人です、こうありたい
家庭内のポジションや職業、個人としての「こうあるべき」がズレた時、モヤモヤが発生するのです。葛藤が生まれたりします。
仮に山田花子さんというヒトが既婚者で病院を経営する医者だとして、医者としての花子さんは「患者さんの命は皆平等で一人でも多くの命を救いたい、救うべき。」と思っているとします。そして経営者としての花子さんは「ベッド数も限りがあるし、時間だって有限。コストカットも大切。経営状態を常に考えねばならない。」と考えています。更に母親、妻としては「仕事と家庭を両立させるべき。家事や子育てをおろそかにするべきでない。」山田花子さん個人としては「もっと趣味の時間も大事にしたいし、自分自身のことも大事にするべき。」と。
このように3つ4つとアイデンティティが増えるにつれ、ズレも生じ、モヤモヤや葛藤は増えていきます。複数持つアイデンティティの中からどのアイデンティティを優先させるべきか悩んだ時にモヤモヤが訪れます。
このアイデンティティのズレに気づくこと、そもそもヒトはアイデンティティを複数持つことがあるのだ、と気づくことが、問題解決やスッキリした気持ちを作りあげていくことに繋がるのです。この「気づく」のチカラはとても大きくて、気づくだけで概ねスッキリしたりします。
心がモヤモヤしたとき、モヤモヤを放っておかずに、モヤモヤの原因を探求してみる。
このモヤモヤの正体は、いったいどのアイデンティティ同士の葛藤から発生しているのかと。
この記事を読んでくださった方の心が秋晴れの空のようにスッキリしますよーに(*´∀`*)
2020秋。キョーコ。