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【撮影セット】洋菓子店【ベース・家具編】

こんにちは!
今回はシルバニアファミリー用に洋菓子店を作ってみたので、そちらについて書いていこうと思います。

前回作ったレンタルビデオショップと同じく、amifaさんのドールハウスベースを使った組み立て式の撮影セットになります。


◾️ショーケース

ショーケースは洋菓子店の顔!
ということで、まずはショーケースを作ります。

最初に土台部分を厚紙で作っていきます。

厚紙で形を作って
厚紙に両面テープで色紙を貼ります
色紙は自分で好きな色を
普通紙に印刷したものです
色紙を貼った厚紙を組み合わせて作っていきます

ちなみに、細かい部分(溝など)は、色紙ではなく似たような色のマスキングテープを使うと楽です。

多少なら色違ってもそこまで気にならない

こんな感じで薄い箱のようなものを作ります。

ショーケースの土台

金色の部分は、装飾用テープ「マイラップ」を貼っています。

マイラップの金

土台の上のガラスケース部分は、主にPET板と厚紙を使って作りました。

銀色の箇所はステンレス調シートを貼っています

裏側は、引き戸を付けて開閉できるようにしました。
(引き戸の溝の部分の作り方については、後ほど説明します)

引き戸の扉もPET板に
ステンレス調シートを貼ったものです

作り直したりなど、少し時間はかかりましたが
納得のいくショーケースができました。

ショーケース完成!

◾️棚1

ショーケースの後ろに置く棚を作ります。
こちらも厚紙で作り、色紙を貼って仕上げています。

取手部分は丸カンです

ショーケースと同じく引き戸が付いていますが、引き戸の溝部分の作り方について軽く説明します。

・引き戸の溝部分の作り方

用意するものは、薄いプラ板とプラ棒(1mm角棒)です。

まず、プラ板は6mm幅くらいにカットします。

長さは、棚に合わせてカット

カットしたプラ板に、角棒を接着します。

カットした板に合わせて真っ直ぐ接着します

プラ同士の接着なら、こちらの接着剤がおすすめです。

タミヤセメント(流し込みタイプ)

プラ板とプラ棒を重ねた状態で、スーッと筆でなぞると接着できます。

プラ板とプラ棒を重ねた状態で
筆をなぞると接着できます
接着できたらはみ出ている
余分なプラ棒をカットします

次に、再びプラ棒を接着します。
その際、1mmの幅を開けて接着したいので、
間に別の角プラ棒を置いて接着します。

上から3本目を接着している状態です
(2本目の棒は置いているだけです)
間に置いたプラ棒を外すとこんな感じです

同じようにもう1本を等間隔で接着します。

1mm角棒→1mm幅→ 1mm角棒→ 1mm幅→ 1mm角棒
といった感じです
※プラ板が余った部分はカットしてください

これと同じものをもう一つ作ります。

上下で使うので2つ必要です

好きな色に塗ります。

汚くてごめん…笑

クラフトテープに両面テープで固定してから塗ると、塗る際に動かないので塗りやすいです。

これで溝部分が完成です!

引き戸は溝の幅より薄い板だとスムーズに開けます。
好みで溝の感覚を広くしたりもできますし、木材でも細い棒が売っているので木材を使って作るのも良いかと思います。

◾️ベース(壁)

他の家具などを作る前に、ベースとなる壁を作っていきます。

まずは、amifaさんのドールハウスベースにくり抜きたい箇所を書き込んで、カッターでくり抜きます。

くり抜くとこんな感じです。

奥の壁は、「厨房とやり取りできる窓枠」と「厨房への入り口枠」をくり抜きました。
左の壁は窓を付けるので「窓枠」をくり抜いています。

また、今回は別の角度からの撮影も可能なように、壁を汎用性のあるものにしました。
家具の向きを変えることで、厨房側の壁を入り口側の壁として使えるようにします。

家具の向きを変えて、同じ壁を
入り口側としても使えるようにします

くり抜いた後にボードにスチールシートを貼りました。

※写真が前後しており窓枠の上に穴が空いていますが、
こちらの穴については後ほど説明します

スチールシートを貼ることで、マグネットが付く壁になります。

ボードが完成したら、壁紙も同じようにくり抜きます。
※壁紙は好きな色をペーパークラフト紙に印刷したもの

ちなみに、壁紙やボードの固定は前回のレンタルビデオショップ制作でも載せているコードフックを使っています。

◾️はめ込み枠の作り方

壁に3つの空洞ができたので、そこに設置できる
はめ込み式の窓や扉を作ります。

こんな感じのはめ込み枠を作ります
(0.5mm厚の厚紙で作っています)
裏側
横から見るとこんな感じ

壁の穴が空いている部分にカポっとはめ込むことができます。

壁にはめ込んだ状態

枠を作ったら、中に設置したいデザインのものを作ります。

例えば、左側の壁は窓にするため
このようなものを厚紙で作りました
先ほどの枠に付けるとこんな感じです。
※後ほど色紙などを貼って仕上げます

同じように、他の箇所の空洞にはめ込む枠も作っていきます。

◾️はめ込み枠(扉枠)

先ほどの説明の通り、奥の壁は「厨房側の壁」と「入り口側の壁」の両方で使えるようにしたいので、枠を2つ作ってそれぞれ違うデザインにしていきます。

はめ込み枠を2つ作ります

先に完成写真を載せますが、左が「入り口側の壁」として使う枠、右が「厨房側の壁」として使う枠です。

2種類の枠

「入り口側の壁」として使う枠には、お店の入り口扉を付けました。

入り口の扉

「厨房側の壁」として使う枠は、厨房への入り口として使うため、扉無しのシンプルなものにしています。

厨房への入り口

枠自体は、両方とも厚紙で作ったものに色紙やマスキングテープを貼っています。

扉は、厚紙で同じデザインのものを2つ作り、透明プラ板を間に挟んで貼り付けています。

厚紙に木目印刷した紙を貼っています
※板を貼り合わせている風にしたくて
スタイラスペンでスジを入れました
透明プラ板を挟んで貼り付け

・蝶番の作り方

扉の蝶番は、黒画用紙とプラ棒(1mm丸棒)で作っています。

まず、画用紙をプラ棒が通り抜けできるような形で接着します。

※あくまでも目安としてプラ棒を挿しているだけで、
この時点ではプラ棒は接着しません
プラ棒を抜くとこんな感じです

同じものを合計で4つ作ります。

こんな感じのものを4つ作ります
(以下「画用紙蝶番」と書きます)

次に、このようにカットします。

プラ棒を挿す部分を半分カット

扉に2つ接着します。

扉側にこんな感じで接着します

プラ棒を適当な長さにカットして、色を塗ります。

マーカーの金で塗りました

塗料が乾いたら、先ほどの画用紙蝶番に挿して接着します。

ボンドなどでプラ棒を接着

残りの画用紙蝶番を差し込んで、問題なく可動するか確認します。
※こちらは接着しません

長さが合わなかったりする場合は調整します

問題なく可動することを確認したら、残りの画用紙蝶番を枠側に接着します。

扉側のプラ棒を枠側の画用紙蝶番に挿して完成です。

枠側はプラ棒を接着していないので、扉が開きます

画用紙で作っているので、あまり耐久性はありませんが撮影程度なら十分使えます。

開閉できる扉の完成です!

・ドアノブの作り方

扉のドアノブの作り方です。
用意するのは、薄めのプラ板、ビーズ、プラ棒(2mm丸棒)、ホットフィックスです。

※プラ棒はビーズ穴に挿さる太さのものを用意

まず、プラ棒を適当な長さにカットします。

試しに挿してみて、少し出てくるくらいが良いです

次に、プラ板を丸く切ります。

先ほどのプラ棒を丸く切ったプラ板に接着します。

ビーズに挿して接着します。

ビーズの上の穴にホットフィックスを逆さに接着します。

凹んでいる方を上に接着
横から見るとこんな感じです

接着できたら好きな色で塗り、完成です。

これは片面のみですが、扉を貫通させる形で作ると
両面共にドアノブを付けられます。

◾️はめ込み枠(窓枠)

扉の横に設置する窓枠も2つ作ります。

先に完成写真を載せますが、上が「厨房側の壁」として使う枠、下が「入り口側の壁」として使う枠です。

厨房側は、厨房とやり取りできる引き戸付きの窓枠にして、

厨房とやり取りできる窓

入り口側は、カーテン付きの窓枠にしました。

カーテン付きの窓

扉枠と同じで、窓枠自体は両方とも厚紙で作ったものに色紙やマスキングテープを貼っています。

厨房側の窓は、引き戸の扉が付いていますが、この作りは先に説明した棚1の引き戸と同じ作り方です。

・突っ張り棒の作り方

カーテンが付いている突っ張り棒は、1mm丸棒に

1mm丸棒

黒いマスキングテープを貼り付けて、

細く切ったマスキングテープを左右の端にぐるぐる巻きつけて、厚みを出したら完成です。

棒の端は、細いマスキングテープをぐるぐる巻き付けて
厚みを出します

作った突っ張り棒に、100均で購入したレースリボンを接着。

窓枠にPET板などの透明の板を接着し、カーテン付きの突っ張り棒を接着すれば完成です。

カーテン付き窓の完成です!

最初に登場した左側の壁に付ける窓も装飾しました。

木目印刷した普通紙を貼り付けて
合体したら窓の完成です!

はめ込み枠で扉と窓それぞれ異なるデザインにしたことで、厨房側と入り口側の2つの撮影が可能となりました。

厨房側
入り口側

どちらかは左側の壁を窓なしの壁にするのもアリですね!

【はめ込み枠にするメリット】

はめ込み枠のメリットとして、色々なデザインの枠を作ることができたり、設置のしやすさなどありますが、そのほかに壁紙の浮きを少し軽減させることができるというメリットがあります。

枠で壁紙を抑えることで壁紙の浮きを少し防げます

◾️棚2

厨房側の壁に棚を作りました。

棚の裏側にはマグネットシートを貼っているので、スチールシートを貼った壁にピタッとくっ付きます。

裏側にマグネットシートを貼っています

この棚は、開き戸になっていますが、

黒いマスキングテープを使って蝶番代わりにしました。

ちなみに、取手の部分はプラ棒をマーカーで塗ったものを使っています。

プラ棒を短く切ったものを金マーカーで塗装
上に金のホットフィックスを接着
取手の完成です

厨房側の家具はこれで完成です!

◾️ブラケットライト(壁照明)の作り方

続いて、入り口側の壁に付ける照明を作っていきます。

今回使うライトは、100均で購入したLEDライトです。
元々、8灯だったものを3灯に改造してみました。

初めて改造してみた…(ドキドキ)

※改造方法などについて、私は初心者なのでここでは説明しませんが、ネットやYouTubeなどで詳しく解説されている方もいますので良ければ検索してみてください!

ブラケットライトについてですが、まず、長方形にカットした厚紙に3点の穴を開けます。

穴は大きくしておきます

次に、木目印刷した普通紙を貼り付けて、開けた穴に沿って穴を開けます。

この時点で、壁側にも同じく穴を開けます。

作った厚紙を目安に穴を開けると開けやすいです

穴は、ライトが通るくらいの大きさで開けました。

続いて、紙ストローに細く切ったマイラップ(金)テープを巻き付けます。

テープは、メモリが付いているカッターマットに
貼り付けるとカットしやすいです

貼ったテープに沿って、紙ストローをカットします。

カットした紙ストローの輪に、ガラスドームを接着します。

100均で購入したガラスドーム
ガラスドームと紙ストローの輪を接着
(接着前に紙ストローの内側も金で塗ると良いかも)

接着できたら、それらを先程の穴を開けた厚紙に貼り付けます。

穴に沿って貼り付け

穴からライトを入れるとブラケットライト(壁照明)の完成です。

最後に、厚紙の裏側にマグネットを付けていきます。

穴を開けて
(表に貫通しない程度に開けます)
小さいネオジム磁石を接着

壁に設置して壁の後ろからライトを入れるとこんな感じになります。

良い感じの雰囲気になりました!

今回は、ガラスドームを使いましたが、他の素材などを使って色々なデザインのブラケットライト(壁照明)を作るのも良さそうです。

◾️棚3

作った壁照明の下に棚を作っていきます。
棚自体はいつも通り、木目印刷した普通紙を貼った厚紙で作っていきます。

・開き戸の作り方

棚2の時は、マスキングテープを使って開き戸にしましたが、今回はTピンを使って開くように作っていきます。

Tピンは細めのやつがいいです

※棚2は1mm厚の厚紙で開き戸を作ったのでTピンを挿せない関係でマスキングテープを蝶番にしましたが、棚3と棚4は厚紙を重ねて2mm厚にしているためTピンを使います

まず、扉に穴を開けてTピンを挿し、余分なピンの部分をカットします。

ペンチでカットしました

扉の上下にTピンを挿したら、棚本体の方にも穴を開けます。

Tピンを挿す位置に穴を開けます

開けた穴にピンを挿しながら、棚の天板を接着します。

これで開くようになります!

棚の取手や脚はプラ棒を金マーカーで塗ったものです。

プラ棒をカットしてマーカー塗装

取手と脚を接着したら完成です!

棚3

◾️棚4

棚3の右側に棚4も作りました。

棚3と同じ方法で開き戸にしています。

引き出し部分もちゃんと作ったんですが、設計ミスで引き出すのが難しくなってしまいました…

引き出し部分は引き出せず飾りに…
今度また作る時は上手く作れるはず…!笑

◾️クリスマスツリーの作り方

この洋菓子店を作り始めた時はクリスマスが近かったので、「お店にもツリーを置きたいなぁ」と思ったりしてツリーを作ったんですが、これ書いてる時はもうすでにクリスマス終わってます。笑

ですが、せっかく作ったので、簡単に作り方を説明します。

まず、紙ストローを適当な長さにカットして、

緑色に塗ります。

緑の紙を貼り付けるとかでも良いかも

乾いたら、太めの緑モールを適当な長さに切って折り曲げたものを接着していきます。

こんな感じ
一番上は半分に折り曲げたモールを
紙ストローに挿して接着して馴染むように
良い感じにしました(適当)

全部モールが接着できたら、ブラシや筆などを使ってジェッソを軽く塗っていきます。

ベタ塗りというより、軽くサッサッと付けていく感じです
雪化粧〜!

一番上にはこの星を接着しました。

大分前にダイソーで買ったんですが、
今売ってるかは不明…

ツリーはできたので、次に土台部分を作っていきます。

まず、紙ストローを適当な長さに切って円になるように接着します。

長さはあえてバラバラにしてみました

次に、厚紙を丸く切ります。
(先程のストローの円にちょうど入る大きさの丸)

真ん中に紙ストローが挿さる太さの丸を切り抜いて、

先程の紙ストローの円に入れて接着します。

あとは、紙ストローの空洞部分をクラフト紙などを接着して塞いで、

裏側

色を塗ったら完成です。
(色塗らなくてそのままでも紙ストローの色合いなら良さそう)

完成!

オーナメントを飾るとこんな感じです。

オーナメントは、
ビーズやアクセサリーパーツなどで作りました。

ちなみに、こちら側の棚を棚3と棚4の2つに分けたのは、ツリーなどの季節物を飾る際にレイアウトを変更できるようにしたかったからです。

そのまま2つ棚を置くのも良いですし
棚4を置いて、先程みたいに隣にツリーなどの季節家具や
椅子などを置いたりもできます
棚4だけ置くのも良いです
棚3だけ置くのも良いですね
こっち向きに置いたりも!

クリスマスの時期はやっぱりお店にもツリーを飾りたいですよね!

もうクリスマス終わったけど。笑

大まかな家具などは作り終えたので、「ベース・家具編」は終了です。

次回は「生菓子編」を投稿したいと思います。
まだ制作途中なので更新がいつになるか分かりませんが、のんびりやりたいと思ってます!

次回もまた見ていただけたら嬉しいです。
読んでくださりありがとうございました♫