本を読むこと
時々ヨガを勉強している人からヨガ哲学について質問されることがあります。
(質問てされた方もとても勉強になるし、そのまんま自分の学びになるのでとても有難いんです。)
質問があるということは、何かにつまづいて理解する事が難しいいうことですよね。
何につまずくのか。
そう、言葉につまずく。難しい言葉に。(私もですが)
そして言葉に囚われすぎてしまう。
本が苦手な人ってここなんじゃないかなって感じたのです。
そこで言葉について考えてみました。
言葉って、まず概念があって言葉があるんですよね。例えば国民の幸福度が高い国、ブータンでは“ストレス”という言葉が無いそうです。“ストレス”という概念がないから言葉がない。面白いですよね。
沢山言葉があればある程その概念が存在するという事ですよね。
つまりある程度その概念を自分の中で感じていないと特に哲学系の本は読み進めていくのは難しいのかなと思いました。
これは私個人の本の読み方なので、超偏ったお話しかもしれませんが(笑)、私は感じながら読む事を大切にしています。
大切にと言いましたが、意識してではなくそうやって読んでたんだな〜って最近気付きました(笑)
特に哲学や心理学系の本だと言葉が難しかったりするので読み進めるのが嫌になったりするかもしれないのですが、言葉以前に存在する概念が自分の中に、奥底に、少しでもカケラでも存在しているかもキーになるのではないかと思うのです。
本を読んでいて最高にときめく瞬間て、自分の中にあった言葉にできない何かを本の中で表現されている時なんです!
ああ、こんなにも巧みに表現されてる。素晴らしいな、美しいなって思うのです。
ヨガのレッスンでも言葉のない時間を大切にしていますが、同時に言葉での表現もとても大切です。でもやっぱり言葉は言葉でしかないなと思うのです。
何が言いたいかと申しますと(笑)、日々言葉を超えたものを感じながら生きることは、言葉に囚われず様々なことを理解することに繋がるのだと。
ヨガは体を動かしながら体の微細な感覚を観察します。
同時にマインドの動きを傍観しつつスピリットを感じます。
ただ感じて、言葉にならない何かを味わって、そして言葉を理解していく。
日々“感じる”ことを意識して生きることで読書ももっと楽しめるのではないかと思うのです。
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