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母国語のせかいを想像する
ハッシュタグを付けて投稿することをやめてみた。拡声器を持ってグラウンドに立つ勇気はないけれど、ペンを走らせる代わりに画面をフリックするくらいの意志はある。そこに期待を含ませてしまっている自分もいる。
自己紹介のフレーズや、カフェでの簡単な注文がドイツ語でできるようになってきた。敬語や単語が7つ以上続くような長い文章はまだまだ脳からの出力に時間がかかり、あさっての方向を見ながら長々と考えたり、その
だれかのための何かになろうとしている
人に必要とされたいという気持ちが、むかしから、ほぼ無意識のうちに自分のなかにある。
その気持ちが、自分が本当はやりたいと思っていないことをやりたいと思っていると脳に錯覚させる。
ベルリンに住んで、言語を勉強しながら、知り合った数人の日本、ドイツ、イギリス、コロンビア、韓国、ホンジュラス、メキシコ、ウクライナ、ギニアなどの人々とぱらぱらと会話をする。学校へゆき授業を受けて帰るだけの日もあれば、一人