見出し画像

「学びながら働く」ために実践している2つの方法

こんにちは。きゃめです。

今日はデザインの勉強の話は置いておいて、仕事への向き合い方の話です。

私が働くうえで大切にしているのが、学びながら働くこと。

お金をいただきながら学び、その学びを活かして価値を出すというスタイルが、いまの自分にとっての理想だと考えています。

そんなうまい話、あるのか?

基本的には、なにもしなかったら、ないです。

でも「そういう機会を作ろう」と意識して動くと、想像していたよりもチャンスがある、というのが正直な感覚です。

私の求める働き方は、わがままかもしれません。

でも私にとっては、パフォーマンスが出せる働き方が「学びながら働く」であり、そうでない場合はクオリティが目に見えて下がってしまうので、死活問題なのです。

そんな不器用人間だからこそ、「どうすれば学びながら働く機会を作ることができるか」を日々考えて行動しています。

この記事では、

学びながら働くってどういう状態なのか

学びながら働くために実践していること

を、まとめてみました。ご興味あればご一読ください。

中身に入る前に、ここに至るまでの経緯を書かせてください。興味がなければ飛ばしていただいても大丈夫です。

「学びながら働くのが最強だ」と気づくまで

学んだことをすぐに仕事で試すの、めっちゃいい

自分がいちばんパフォーマンスを発揮できる働き方は「学びながら働くこと」なのかもしれない…と気づいたのは、30代半ばの頃でした。

まず、私はこんな性格です。

できるとわかっていることをやるのがしんどい

できるようになってしまったら数ヶ月で飽きる

日々何かを改善したいし、新しく知ったことを試したい

めんどくさい性格ですね。

でもこれが自分なので受け入れるしかないです。

私は現在フリーランスです。Webマーケティング系のリサーチウェブ解析のお仕事をメインにさせてもらっています。

でも求められればプロジェクトマネジメントもやるし、ライティングもやるし、バックオフィス業務もやる何でも屋です。

でも、もともと何でも屋だったわけではありません。

社員3人のベンチャー企業時代に、人が少ないがゆえになんでもやるしかなく、気がついたら「調べながら自力でなんでもやる人間」に変わっていました。

その頃に気づいたのが「学んだことを仕事で即実践していくのってめっちゃ効率がいいし、楽しい」ということ。

たとえば、新規事業の広告を回したいと思ったときの話。

まだ規模が小さかったので、広告代理店さんに広告運用を引き受けてもらえなかったんです。「最低、月30万円からです」と言われて、払えませんでした。

小さな会社で月額30万の予算を取るのはすごく難しくて。どんな成果があがるかもわからないし説得もできず…でも広告は回したい…!

最終的にはWebマーケティング講座に自腹で申し込み、自力で広告運用をやってみることにしました。

当時は育休から復帰したばかりで下の子がまだ0歳。平日働きながら土日にがっつり講座で学ぶ日々は大変でした。

でも「学んだことを即実践で試せるって面白いんだな」「お金もらいながら実験できるのって最高だな」と思いながら過ごしていました。

ちなみに、現在は広告運用のお仕事をやっているので、どこで何が活きるかわからんなあ…という感じです。

でもよく考えると、仕組みもよくわからないで30万ものお金を代理店さんに運用してもらうのも危険だったかなと思います。

「結果をレポートしてもらうだけ」という向き合い方よりも意味のあることをやっていたのかも…と、いまなら思います。

自分で学んで理解したうえで、自力でやること、他の人にお願いすることを分けてやった方が効率がいいし、結果にもつながりやすいんじゃないかな〜と。

そんな感覚を持ってからは、より一層、学びながら働く機会を作ることに注力してきました。

補足なのですが、私はストレングスファインダーの上位に「学習欲」と「収集心」があります。

解説によると、

物事を追求することで新鮮な気持ちを保っている

新しい情報や概念を他の人に教えようとするときに力を発揮する

という特徴があるようです。めっちゃその通りだなと思います。

そう、私は学びたいのです。さらに学んだことをまとめて、他の人に教えたり伝えたいのです。

学ぶたびにまとめノートを作り、ブログやらnoteやらXなどで発信したくなる病にかかっています。

学びを自分のなかだけにしまっておくのがもったいないと感じるタイプ。この衝動をパワーに変えて働いていきたいです。

ビジネスマンが「学び」に対してお金をもらえること、普通はない

そんな性格なので、ずっと何かを学んでいたいし、学びがお金になったらいいな、学びながら働きたいなと毎日思っているのですが…

ジレンマなのが、仕事って通常、「自分のできることを価値として提供する」ものなんですよね。

学んでいる状態に対してお金をもらえることって、基本ないわけです。

正社員とかなら長い目で見て「投資」してもらえることもあるかもしれないけど、フリーランスにそんな機会はありません。

フリーランスはひとりのプロとして価値を提供しないと生き抜いていけないのです。

でも私は学びながら働きたいわけで…どうしたらその環境を作れるか?を試行錯誤した結果、現時点で、2つの方法を見つけました。ご紹介します。

学びながら働く2つの方法

弟子(見習い)ポジションを取りにいく

いちばん手っ取り早いのはこの方法です。

たとえば、ウェブ解析を仕事にしたいけど実績が少なかった時代の話。

フリーランス仲間でウェブ解析を既に仕事にしている方が、忙しくて回っていない、誰か助けて!という状態だったのを見て…

ウェブ解析、お手伝いさせてください!」と言ってみました。

そしたら「ぜひ!」となって、なんなら「お手伝いではなく、これ全部やって」という流れになり、めちゃめちゃありがたい実践を積める機会になりました。

自分ひとりで完結させるのはまだ不安があったとしても、相談させてもらえればクオリティは担保されるし、忙しいその人は助かる。WIN-WINです。

この話はWaris代表の田中さんのUdemy講座の中でも事例の部分でお話させていただいています。

ライティングでも同じようなことが起きました。

私の肩書はライターではないのですが、書くことを仕事にしたいとはいつも思っています。

あるとき、仲間でライティングを仕事にしている人が忙しくて、「案件はあるんだけど、忙しくて記事が書けない…誰か代わりに書いてくれる人いないかな?」と話していたので…

「私、ライティングに興味あるんですけど、やってみてもいいですか」と言ってみたところ、「ぜひ書いてほしい!最終的には私もチェックするから」と言ってもらえました。

どちらのケースも「こんなことがあるのか!」とビックリしましたが、世の中には意外とあるようです。

弟子(見習い)ポジションは積極的に狙っていくべし!です。

学んでいる内容をコンテンツとして価値にする

これは弟子ポジションよりもレアなのですが、こんなケースもあります。

たとえば、新商品を開発中の会社さんから「この商品を使ってみて、感想や気づきをレポートしてほしい」というお仕事。

感想や気づき(もっとこうしたらいいんじゃないか)をレポートとしてまとめるお仕事だったのですが、これが思いのほか好評で。

コメントするときは「こんなコメントに価値があるのだろうか…」といつも不安なのですが、第三者視点でのコメントは、自分で思っているよりも価値があるようです。

ということを、私はフリーランスになってからの期間で数えきれないほど学びました。

最近は学んでいる内容をコンテンツにして発信することを仕事にできないか?という挑戦をしています。

たとえば、あるスキルを使えるようになるまでの過程を体験談として記事にする仕事。学びが仕事になる理想の例だなと思っています。

過去の例では、こんな記事も書かせていただきました。Canvaを使ってみた体験談。とても楽しかった〜

試行錯誤中のもうひとつの方法

「他の人ができる仕組み」を作る仕事

上記の2つに加えて、最近なんとなく構想している方法がこれ。

まず自分ができるようになり、それを他の人ができるような仕組みを作ることを仕事にする

という価値の出し方です。

たとえば、ある会社さんで新しい仕組みを作らないといけないとなったけど、担当者は未経験で知見がなく、リソースもなく手がつけられてないとします。

私が代わりに学んで仕組みを作って、「こんな感じでやればスムーズにいくと思いますよ!」というサポートをする。

そんなお仕事を作れないかなあ?と思っている今日この頃です。

過去を振り返ってみると、似たようなお仕事をやったことがありました。

・ECショップの初期設定を代行して
・操作マニュアルを作って納品して
・ご担当者さまにレクチャーをして
・業務ができるようになっていただくところまでをサポートする

こんな感じのこと。

こういうのをもっとやっていくと「学びながら働く」の種類が広がるかなあと思っています。

ここでのポイントは、私は別にそのECショップの専門家ではないこと。私自身、マニュアルを読みながら設定している状態です。

じゃあ、どこで価値を出しているかというと…  このケースでの私の存在価値は橋渡し役なのです。

ECショップのサポートの人は、設定代行まではやってくれるかもしれません。でも企業向けに個別マニュアルを作ったりレクチャーまではおそらくしないのではないでしょうか。

一方、ECを作ったこともなくマニュアルを読み込む時間もない担当者にとって、ECショップのサポート窓口と直接やりとりするのは、かなり負荷が大きいです。

そもそも何をすればいいかのステップすらわからない状態かもしれないし、専門用語も初めてなのでやりとりに相当なストレスがかかるケースもあります。

そういう状況だと、担当の代わりに業者さんとやりとりをして必要な設定をして、マニュアルを作ってレクチャーまでやってくれる人がいるというのは、わりと便利なのだと思います。

…というのを、過去にこの仕事をやったときに感じでいたのを思い出しました。

ある意味、何でも屋としてのスキルを総動員した仕事のやり方だなと思います。

オールラウンダーとして無駄にいろんな仕事をやってきたからこそのやり方かもしれず、コネクティング・ザ・ドッツみがすごい。

私にとっては「まだ使ったことのないECの仕組みを学びながら働く」ということになるので、すごく楽しいです。

担当者が困りそうなところを想像しながらマニュアル作るのも好きだし、レクチャーしてわかってもらえるのも嬉しいし。こういう仕事、またぜひやってみたいな。

最後の方は妄想になりましたが、以上、ここまで書いてきたことは、私のわがままなスタンス「学びながら働く」を実現させるための仕事の作り方の例でした。

どなたかの参考になれば嬉しいです。

続編はこちら。

「できなかったらどうしよう」の不安が強かった私が、どのように変わったのかを書いてみました。

自己紹介記事はこちら。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集