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自分だけ?介護で感じがちな孤独感
介護を続ける中で、「自分だけがこんな思いをしているんじゃないか…」「相談できる人がいない」などと孤独感に悩む方は少なくありません。特に、長時間にわたる介護や、外との関わりが減っていく生活では、この感覚が強くなることがありますよね。
孤独感を抱えたままでは、心身にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
ストレスが蓄積することで、介護者自身の体調を崩したり、イライラから被介護者に対して余裕を持って接することが難しくなったりすることもあるでしょう。
また、誰にも気持ちを打ち明けられない状況が続くと、燃え尽き症候群のような状態に陥るリスクも考えられます。こういった孤独感を放置せず、自分自身を守るためにできることを見つけていくことが大切です。
1. 地域の介護者支援グループに参加する
地域で開催される介護者向けの交流会やお茶会は、同じ立場の人たちと直接つながることができる場です。介護の悩みを共有したり、解決のヒントをもらったりすることで、「自分だけではないんだ」と感じられるでしょう。また、他の介護者から具体的なアドバイスを受けられることも多く、気持ちが軽くなるきっかけになるかもしれませんね。
こうした場では特別な準備をせず、ただ話を聞くだけでも十分です。同じ思いを抱えている人と繋がることで、孤独感が和らぎやすくなるでしょう。自治体や福祉関連の機関が主催するイベントに注目してみてください。
2. オンラインコミュニティを活用する
外出が難しい場合や、近くに適切な支援グループが見つからない場合には、オンラインの力を借りるのも良いでしょう。SNSでは、匿名で気軽に相談できる場もたくさんあります。自分の経験を投稿したり、他の人の投稿を読むだけでも、「こんなふうに考えている人もいるんだ」「こんなやり方もあるのね」など、新たな視点が得られるかもしれませんね。
特に、同じような状況の介護者同士のやり取りは、心の支えになることが多いでしょう。文字だけのやり取りでも、共感を得たり励ましをもらえると、「私はひとりじゃない」と思えるのではないでしょうか。
3. 日常の小さな楽しみを持つ
介護に追われる日々の中でも、自分がホッとできる時間を意識的に作ることが大切です。たとえば、好きな音楽を流しながら過ごすひとときや、美味しいお茶を淹れて味わう時間を持つだけでも、気分転換になるでしょう。
私がおすすめの方法は日記や感謝ノートにその日良かったことを書き留めることです。
たとえ小さな出来事でも、「自分のためにやっている」と思えることがあると、日々の気持ちが少しずつ楽になっていくのではないでしょうか。
まず、最優先で自分を大切に
介護を続ける中で、孤独感を完全に消し去ることは難しいかもしれません。でも、その孤独感に向き合って自分に合った方法で少しずつ軽くしていくことはできます。人と繋がり、気持ちを分かち合うことができれば、心が軽くなり、介護にも前向きに取り組めるでしょう。
また、自分をいたわる時間を持つことで、心にゆとりが生まれ、介護をするときにも、今までより優しく接することができるのではないでしょうか。
あなたが自分を大切にすることは、介護をされる方のためにもなります。あなた自身が健康で、穏やかな気持ちを保つことが、介護を続ける上での最も重要な基盤になるでしょう。
看護師付き添いサービスかなえでは、そんな方ためにもお手伝いをさせていただきます。