正確な情報と事実の重要性
日曜日、娘2人を連れて公園へ。
公園といっても、法人が管理を行う大規模な場所で、温室植物園や大型遊具、水遊び場にステージ、飲食・土産店なども入っている。テーマパークと言ったほうがしっくり来る。
週末イベントの日でかなり人出が多かった。ほとんどが家族連れである。
閉園時間近くまで遊び尽くし、駐車場までの道のりをのんびり進んでいると、園内放送が流れた。
「ご来園の皆さまへ、迷子のお知らせです。
おかっぱの髪型、黄土色のワンピース、すみっコぐらしの【しろくま】の瞬足を履いた、4歳くらいの女の子をお預かりしています。ご家族の方は管理棟までお越しください。」
迷子の女の子の姿を想像しながら、これがたとえば
「ボブヘアで、キャメルカラー(またはマスタードカラー)のワンピース…」
という言葉選びになると、足元は変わらず「すみっコぐらしの瞬足」であっても、わたしの頭の中に思い浮かぶ女の子の顔つきがだいぶ変わってくるのは何故なのだろう、と思った。
ただ、主観を入れず、幅広い世代に正確な情報と事実を伝える、という目的を思えば、迷子放送に相応しい表現はやはり「おかっぱに黄土色」、だな、と落ち着いた次第。
女の子が早く家族と再会できることを祈りながら、わたしは娘たちと繋ぐ手の感触を確かめた。
しっかし、黄土色、って、久々聞いたな。