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【人事のつぶやきエッセイ】人事ってなんだ?(余談か神髄か・・・)

まったく本題に入らないこの寄り道エッセイ。まあ、気楽に行きましょう。

ということで、今日、オーストラリアにいる同僚と電話会議をした時の話。実は、組織上のリージョンが違うので普段はあまり話す機会もなかったのだが、聞きたいことがあったので、お互い初めまして。他のリージョンでの人事の全体プロセスや、取り組み、コロナ後と言われ数年経つがオフィスの利用の仕方、リモートワークの実情などをざっくばらんに話をした。

まあ、ざっくり人事の仕事は、採用の準備をして、採用活動をして、面接して、採用して、入社の準備して、入社を迎えたらオリエンテーションやOJTのプランのサポートをして・・・とだいたい流れやTO DOアイテムは同じ。ただ、やり方とか、力を入れるところが違ったりするので、なかなか興味深かった。

中でも、やっぱりこの数年、がらりと様替わりしたのはWay of Working =働き方。聞けば聞く程、どこも同じなんだなぁと。コロナの時の在宅勤務、コロナ後の会社に戻って来い大作戦・・・一筋縄でいかなかった話も聴けて、みんな工夫してよく頑張ったよなぁと。私も人事をしていて初めて「(明日から在宅勤務にしますので)全員自宅に帰ってください。あとのことはメールで連絡します。」と社員を会社から追い出したものだった。「会社に来なさい!」とは言うけど、「帰ってください」はねぇ。そして、「◯月◯日からオフィス使用を再開し出社を・・・」とアナウンスを出した時の社員達のあのどよ~んとした反応。思い出しても苦笑い。

時は経ち。何となく多くの職場が「ハイブリッド」と言う名の、いろいろごちゃまぜになってきている今日この頃。「在宅勤務制度」「フレキシブルワークルール」「いやいや、うちは全部出社です」とか作ってはみても、結局、最後は現場に合わせますなので、それはそれでOKなのだが、面白かったのが、制度は(一応)作ったが「私たちって結局みんな人間なんだよね」という点がオーストラリアでも同じだったこと(そりゃそうだが)。

昔からの人事あるあるのひとつで、「人事はパーティプランナーじゃない。戦略人事ですっ。」て声を荒げた時期・時代もあったんだけど、なんとコロナ後の働き方改革の中で、社員を呼び戻す術で、現場レベルで顕著に効果的だったのは・・・なんと・・・おいしいランチ、おいしい食堂、おいしいおやつ、おいしい飲物、、、イベントだ、パーティだ・・・。「なんか最近お弁当ばっかりオーダーしてんだよ」「ケータリング屋さんに詳しくなちゃったよ」「これって人事の仕事だったっけ?」とか若干愚痴ってたら「ユニバーサルルール、ユニバーサルルール=人間は美味しいに弱い💓いつも在宅を決め込んでいる人も、ひょっこりランチを食べに出没したりするじゃない。それそれ、大事大事。」と、たしなめられた。

人間の根源=食欲を刺激する人事(人間)戦略ってわけか?!

どうやらコロナは人事戦略とかも吹き飛ばし、蹴散らし、人間を人間らしくしたのかもしれない。なので、人事制度と肩ひじはらずに、人間らしく、緩~くして、ポイントだけきゅっと締める位でも良いかもしれないなぁと思った会議でございました。

皆様の会社はいかがでしょうか?