新年早々、救急車のお世話になった話
釣りみたいなタイトルつけてすみません。本当の話ですが、今は元気です。
あけましたね。今年もよろしくお願いします。今年の目標など考えて投稿したいなと思ってたのですが、別の話をさせてください。
今朝、生理痛がひどく、救急車に運ばれて病院に行きました。
その時の救急隊員さん方がとても素敵な方たちだったので、お礼の気持ちもこめて。そして、読んでくれている方の何か参考になればと、noteに書き残しておこうと思います。
もともと、生理不順の傾向がある私。ここのところ大きな周期のズレもなく安定していたのですが、今月は少しだけ遅れていました。基礎体温をつけているため、今日か明日くらいに生理がくるだろうなあというタイミングでした。
昨日は大晦日だったので、いつもよりちょっとたくさん食べて、久しぶりに1本だけお酒を飲んで、寝ました。
朝目覚めたとき「少し生理痛があるなあ」と思いつつ、それよりも便意を感じ、目覚めてすぐにロフトベットの階段をおり、トイレへ。
便座に腰掛けると、ちょっと吐き気にも似た気持ち悪さが。便意も下痢のような痛さにかわり、それに追加して生理痛の独特の痛みも感じるように。その全て(特に生理痛)が、尋常ではない痛みに変わってきたため、すぐにトイレを出てその場に横たわり、大声で家族を呼び、痛み止めをもってきてもらい、救急車をお願いしました。
というのも、実は1年ほど前にも同じようなことがあり。今回と全く同じように生理が遅れていたタイミングで、生理になる前日の朝、吐き気や便意、尋常ではない生理痛に襲われたのです。その時、痛みで泣き叫ぶ私にかわり、家族がとりあえず救急車に電話をして相談してくれたところ「ただの生理痛でも大丈夫。念の為に向かいます。今後もしまたこういうことがあった時も、救急車をよんでくれて大丈夫です」と、言ってくれていて。
その時は結局、痛み止めがきき、救急隊員の方がきてくれた時には症状が落ち着いていたので、事情だけ聞いてもらって、自分でタクシーに乗って病院に行きました。検査もしましたが、数値的にもひどくはないので、様子を見ていきましょうと言われていました。
その後1年間、生理の時もひどい痛みに襲われることはなかったのですが、またやってくるとは…
ということで、今回も薬が効くはず、とは思いながら救急車を待っていました。それでも、本当に本当に痛い。痛い時は声を出して紛らわせた方がいい、と思って、ひたすらに「いたいいたいいたい」と大声で叫んでいました。(その様子を傍で見守ってくれていた兄は、これは入院になるレベルのひどさかも…と相当心配してくれていたそうです)
声を出そうが、横たわってる向きをかえようが、何も変わらない。ただ痛みに耐え続けるしかない。時間がたち、少し痛みがおさまる休憩時間が時折訪れるようになったものの、3秒後にはまたひどい痛みに襲われる。地獄のような時間でした。
来てくれる間、兄と父が背中をさすってくれていました。痛みが和らぐというよりかは、傍に誰かがいてくれる安心感が強く、とてもありがたかったです。
母はその間に、私の靴と保険証、上着を用意してくれていました。実は母も、めまいで救急車に運ばれたことが何度かあり、必要なものなど詳しく。救急車で運ばれたあとは、入院や手術などでない限り、症状が落ち着き次第、自力で帰ることになります。家の中だと忘れがちですが、靴下や靴、上着などが帰りに必要です。倒れている私がそれらがどこにあるか伝えつつ、持ってきてもらっていました。(その後救急隊員さんにお薬手帳も聞かれたので、それも用意しておくといいと思います)(今朝はたまたまスウェットのような格好で寝ていたので、そのまま帰ってもギリギリ恥ずかしくない状況だったのですが、場合によっては着替えなども必要かもしれません)
そうこうしている間に、救急隊員の方が多分10分くらいで(もっと早かったのかな…記憶が曖昧で覚えていない)来てくれて。サイレンが聞こえたところで、兄がドアを開けて誘導してくれていました。(電話の際にマスクをしておくように言われていたので、私含め家族全員装着していました)
救急隊員の方が広げてくれたシートのようなものの上に、倒れたまま移動すると「せーの」の声とともに持ち上げられ、そのままエレベーターで下におり、外に待機していた救急車へ。ここまで運んでくれている間は結構揺れるので、吐き気などの症状が出てる時はきついだろうなと思います。
ただ、その間もずっと、「揺れますよー」とか「段差ありますよー」と声をかけてくれる隊員の皆さん。この頃はまだ痛みがひどく、あまり覚えていないけれど、すごく優しい声で安心できました。
救急車に乗ってからは、改めて隊員の方が色々症状の確認をしてくださいました。この頃には薬を飲んでから30分くらい経っていたので、だいぶ、というかほとんど痛みがおさまっていました。
血圧や熱をはかり、触診で腹部の痛みの確認。昨日食べたものや時間、便の様子や過去の病歴。お薬手帳を見て、今飲んでいる薬について答えたり。
それらを踏まえて、何科を受診するのか判断してくれた上で、受け入れ可能な病院を確認。複数候補の中でどの病院に行くのか、帰りのことなども考えながら、付き添いで乗車してくれていた母と話していました。決定後、病院に電話をして、症状を伝え受け入れ可能か確認。病院の確認がとれしだい、出発、という流れでした。
私の症状が落ち着いていたことも大きいと思うのですが、出発するまでが結構長く感じられ。(一刻を争う状況とかだったら、先に車を走らせつつ、病院に連絡とるのかなと、推測ですが思います)症状がきつい場合だったら、本人や付き添いの家族含め、病院が決まるまでは精神的にも本当にきついだろうなと思いました。
発車してからも、普段の車とはまた違った揺れを感じるので、これも症状がひどいときはつらいだろうなと思います。赤信号で止まる必要が無いのは、病院まではやく向かうのはもちろん、患者さんへの負担的にもいいのかもしれません。
病院についてからは、担架で運ばれて、その後車椅子にのって、産婦人科の先生を待っていました。隊員の方は、先生に私を引渡し、症状の説明をしてくださるところまでが、お仕事のようです。(すっかり症状が落ち着いていたので申し訳なくなってしまい、待ち時間に「もう大丈夫です」と声をかけたところ、そのように答えてくれました)
引き渡されてからは、通常どおり問診表をかき、諸々検査や説明などをうけ(結果としては前回と同様、何が原因とかではなく、ひどい生理痛によるものだろうとのことでした)症状も落ち着いていたので、電車で帰宅しました。
あとで母に聞いたところ、隊員さんは母にも私の症状の説明をし、母を気にかける言葉もかけてくださった上で、任務に戻られたそうです。
隊員さんの顔をきちんと見る機会がなく、顔などは覚えていないのですが、とても優しい声はすごく覚えています。薬を飲んで落ち着いているのに、救急車なんてよんでよかったのかな…ってすごくすごく申し訳なかったのですが、迷惑そうな気配は微塵も見せず、「もう症状は落ち着いてて」と告げる私にも、毎回「そうですか、よかったです」と心から伝えてくれていました。
最初から最後まで、気遣いつつ、気にかけてくださった。本当に優しくしてくださり、ありがとうございました。
対応してくださった3人の隊員さんのうち、1人は声的に多分若い方だったと思います。病院で対応してくださった看護師さんや先生も含めてですが、お正月から働いてくださっているのだなと、感謝の気持ちでいっぱいです。
帰宅後はずっと、ベッドで安静にしているのですが、外から時折救急車のサイレンが聞こえてきます。今もどこかで、働いてくださっている方々がたくさんいるのだなと思うと、私たちが当たり前の日常を安心して過ごせているのは、そういう方々のおかげなのだなと思います。ありがとうございます。
生理痛をなめてはいけないなと思いました。多分今回、前日にお酒を飲んでいたことは大きく関係してるのではと思います。そして、「起立性めまい」にもなりやすい体質なので、起きてすぐに動いたことも悪かったのだと思います。基礎体温をはかりながら、生理前の過ごし方は特に気をつけていきたいなと思いました。
今後の生理痛の様子と相談しつつ、またひどい痛みがあるようだったら、薬を飲む必要があるかなど、きちんと病院と相談していきたいと思います。
今回の私の痛みレベルと同じくらい、もしくはそれ以上の痛みと、毎月の生理痛で戦っている、という方もいらっしゃると思います。私は薬が効いてくれたけど、薬が効かないという方もいらっしゃると思います。生理でつらそうな方にもし出会う場面があったら、自分の痛み基準で考えず、寄り添っていきたいです。
男性の方にも、想像している何倍も、生理の痛みがひどい人もいるんだよ、ということを片隅ででも知ってもらえたら嬉しいです。
そして、痛みと戦っている最中も、帰ってきたあとも、たくさん心配して声をかけて、行動してくれた家族のみんな、本当にありがとう。家族と一緒にいるタイミングの出来事で、本当によかったなと思いました。
本当に、健康が1番ですね。
当たり前ではない毎日を、日々慈しみながら、大切に過ごしていきたいです。