パワハラ発生...!?会社、加害者、被害者はどうしたらいいの??
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先月、設立3年目の30人ほどのスタートアップ企業に転職いたしました。
人事・労務管理を担当しています。
成長を続けるスタートアップ企業の社長や社員の方のコーチング、バックオフィス業務をアシストするのが自身の目標です。(会社HPはこちら🌸)
そのためにこのnoteでは少しでも役立つ情報の発信を目指します!
この記事の目的
前回の記事では、パワハラを行ってしまう方の特性をご紹介いたしました。
こちらの記事では、パワハラのような行為が起きてしまった後に、会社や加害者、被害者がどのように立ち回ればよいかをご紹介できればと思います。
①会社がすべきこと
1. 被害者を加害者から隔離すること
まずは、被害者の保護が大事になってきます。
精神的な攻撃を受けた場合、その方の個性や家族環境により、受け止め方が大きく変わります。
メンタルへのダメージに対して耐性が強くない方、家庭環境が不安定な方は、刺激に対して、まわりが思っている以上に落ち込んでいる場合があります。
会社がヒアリングを行わないと、ご自身ですぐに、退職や身の危険を感じさせる行動をとる場合があります。
このような事態をふせぐために、一刻でも早く、状況のヒアリングを行う必要があります。
ヒアリングに際して、どのような手立てを打てばよいのかわからない場合もあるのではないでしょうか?
その場合は、
・まずは心身が落ち着くまで休むこと(有給、休職の利用も検討する)
・加害者と被害者が同じチームにいるなら分離する(仕事でのコミュニケーションも避けられるようにすること)
により、被害者の休息、加害者からの分離を図り、状況が悪化するのを防ぐことが大事になってきます。
その後、今後の働き方について、被害者、会社で検討を進めていく必要があります。
2.加害者に対する措置
問題があった点について、具体的に伝える必要があります。
いつ、だれに、「~~」といった発言が、相手の心情の配慮が足りておらず、相手がコミュニケーションをとることを不安に思っていること、を明確に伝えます。
ご本人は、それが悪いと気づいている場合も気づいていない場合もありますが、どちらの場合も、どのようにしたらいいかわからない、という状況も多いかと思います。
マネジメントの体制について、会社がどのような部下への接し方が必要かをきちんと伝えることで、仕組みで今後の被害を防止できるように努めていきたいところです。
②加害者がすること
マネジメントの態度を変えていくことで、少しずつでも、今後の状況をよくしていくことがベターです。
パワハラは相手や状況にとって、問題の大きさが変わってきます。
これまでの経験では問題がなかったことが、個別のケースでは問題になってしまうこともあります。
その都度、同じことを繰り返さないように、乗り越えていければと思っています。
③被害者がすること
まずは、ご自身の心身の安定を図ってください。
休みをとっても大丈夫です。
仕事に迷惑をかけると心配になるかもしれませんが、まずは自身の状態が健康でなければ、十分な仕事も、まわりへの貢献もできません。
また、気分が落ち込んでいるときの仕事に関する重大な判断はスティしてください。退職や転職は家族への相談は大丈夫ですが、決断は体調が回復してからにしてください。
理由としまして、それらは、「将来、何がやりたいか」をもとに判断するものであって、「現状から脱却する」ために行うと、心身が落ち着いてきた場合、「やりたいことができない」、人間関係以外は以前のほうがよかった、など、転職先で自分がやりたいことができない場合があります。
まとめ
パワハラに関して、会社がどう動くかにもよりますが、実はできることはそこまで多くはありません。
法律や制度により、劇的に会社も当事者も状況をよくする制度は現状、存在していないかと思うのが正直なところです。。
会社だけでは具体的な手段がわからない、そんなときは、外部の弁護士や社労士、産業カウンセラー等を頼ることで、実情に合った解決策や改善策を見つけられやすくなるかと感じています。
ご覧いただきありがとうございます!
このnoteでは、起業をされたり、部下を持たれたり、会社の人間関係の向上を目指す方に、役立つ情報を発信できる場にできればと思います。
人間関係に関するコーチング、労務相談等の社労士業務を個人で行う予定でおります。
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